- 戦勝記念日 軍事パレードのリハーサル -
日本の連休後半に合わせてモスクワに滞在していた5月6日の朝、ホテルの朝食レストランの窓越しに赤の広場の方を見ると、陸軍の戦闘車輌が並んでいます。
ホテルを出てトベルスカヤ通りまで行ってみると、往復10車線の通りの全面に、多数の戦闘車輌がクレムリンの方角に向かって整列していました。聞けば、この日は3日後に行われる戦勝記念日の軍事パレードのリハーサルが行われるとのことでした。
「コアリツィアーSV」 152mm自走榴弾砲
赤の広場の方角へ向けてトベルスカヤ通りに並んだ多数の戦闘車輌
ロシア陸軍の最新鋭ステルス戦車 「T14 アルマータ」も登場!
モスクワ市庁舎前を超えて、多数の戦車が展開しています。
リハーサルを見ようとトベルスカヤ通り沿いに集まったモスクワ市民や外国人観光客
これだけ多くの戦闘車輌を間近に見るのは初めての経験です。しかも写真撮影も可とのこと、情報統制が厳しかったソビエト時代とは隔世の感があります。
戦闘車輌の車列が轟音とともに走り去ると、今度は、オレンジ色の道路散水・清掃車部隊が現れて、キャタピラーで削られた道路をあったいう間にきれいにしていきました。
道路清掃までもがビッグスケールでした!(笑)
モスクワの道路がいつもきれいな理由です!
- 戦勝記念日 軍事パレードの様子 -
ロシアでは、毎年5月9日をナチスドイツとの戦いに勝利した「戦勝記念日」と定め、クレムリン横の赤の広場において大規模な軍事パレードが開催されます。
ロシア連邦大統領府の公式サイトには、赤の広場で行われた軍事パレードの様子が、74枚の写真とともに詳細に紹介されています。
モスクワ上空を飛行する戦闘機でロシア国旗を表現
ここでは、大統領府公式サイトから一部の写真を引用してパレードの様子を紹介しました。詳しくは下記リンクからサイトをご覧ください。(↓)
http://en.kremlin.ru/events/president/news/57436 (大統領府公式サイト;英語版)
公式サイトの記述によると、今年(2018年)のパレードには、33の行進ユニットに分かれて13,000人が参加、150種の戦闘車輌が赤の広場を通り抜けるのに合わせて、75機の航空機とヘリコプターがモスクワ上空を飛行したそうです。
複雑な政治的意図はともかくとして、芸術の国ロシアらしく、軍事パレードも鮮やかな色彩に彩られていました。同時に、芸術大国ロシアは軍事大国でもあることを再認識させられる機会でもありました。
※ 映像資料の引用について
ロシア大統領府公式サイトに掲載されているコンテンツは、インターネットサイトおよびその他の情報ソースへの引用が許されています。(↓)
http://en.kremlin.ru/about/copyrights (英語版)の記述
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