今回は、ペテルブルクでのバレエ鑑賞の話題です。
⑤ ミハイロフスキー劇場 / Михайловский Театр
ミハイロフスキー劇場は帝室の後援を受けて1833年に開設され、皇帝ニコライ1世の弟のミハイル・パ-ヴロヴィチ大公にちなんでこのように命名されました。
その後1918年に、「レニングラード国立歌劇小劇場」に名称を変更、1989年には、「サンクトペテルブルク・ムソルグスキー国立オペラ・バレエ劇場」と改名されています。
ソ連崩壊後の一時期、入場者数が激減しますが、ウラジーミル・ケフマン氏が総裁に就任してからは、3800万ドルもの巨費を投じた大改装により再び活気を取り戻し、2007年には劇場名も歴史的な「ミハイロフスキー劇場」に戻されて、現在に至っているのだそうです。
ミハイロフスキー劇場 外観(Official Site (↓)より)
ミハイロフスキー劇場 客席 (Official Site (↓)より)
Михайловский театр Санкт-Петербург
2017年2月に訪れたときには、外装工事が施されていました。
- バレエ 「くるみ割り人形」を鑑賞 -
2月17日夜の公演「くるみ割り人形」を鑑賞しました。
ナチョ・ドゥアト(Nacho Duato)振付による「くるみ割り人形」は、ちょうど翌日(2月18日)、2013年12月にミハイロフスキー劇場で初演が行われて以来第100回目の公演を迎えるタイミングになりました。
ミハイロフスキー劇場 Official Facebook Page より(↓)
https://www.facebook.com/mikhailovskytheatre/
出演は、マーシャ:ワレーリア・ラパスニコワ、くるみ割り人形・王子:デニス・マトビエンコ 他の 豪華メンバー、最上階の席からでしたが、およそ2時間の素晴らしいステージを堪能しました。
「くるみ割り人形」は伝統的に冬のバレエとして親しまれています。100回目の公演は、寒さが和らいで冬が終わり、春の訪れを告げる象徴的な公演となることでしょう。(Official Site 解説文より)
「くるみ割り人形」のあらすじと見どころはこちらから(↓)
http://www.leningrad-ballet.jp/performance/nutcracker/index.html
来場者がさらに快適な時間を過ごせるように、現在、エントランスホールとオーディトリアムの改装工事が行われているところです。
公演の日程は Official Site から確認することができます。(↓)