モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

モスクワの街歩き(4)

⑤ 楽譜屋さん "НОТЫ"

(地下鉄の最寄り駅:⑦号線 プーシキンスカヤ)

 

モスクワ音楽院の学生なら必ずお世話になる楽譜屋さんです。音楽院から徒歩で7~8分ほどのところ、トヴェルスコイ通り沿いにあります。

 

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通りから見える看板 "НОТЫ(ノートゥィ)" は「楽譜」の意味、複数形の名詞です。単数形は "НОТА(ノータ)" (単数形の場合、意味は「音符」)となります。

地球の歩き方」特派員報告によると、このお店、なんと1895年の創業で、2003年に今の場所に移転してきたそうです!

 

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お店は、建物の横の階段を2階に上がったところです。

 

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これは「開いている」という看板、英語の "OPEN" に当たります。 

「アトクルィタ」と読みます。この日は休日だったので、開いていてラッキーでした。

 

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店内の様子

たくさんの楽譜が並んでいます。中古の楽譜もありました。

 

小さな店舗ですが、クラシック音楽の楽譜の在庫の豊富さに驚かされます。一般にロシアで売られている楽譜の装丁はシンプルで、販売価格も日本で出版されているものよりもかなり安いようです。しかも中古の楽譜も売られているので、限られた予算内でいろいろ買いそろえることができそうです。

 

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ロシアでは、CDの他、MP3録音のディスクも売られています。特にMP3のディスクは、音質はCDよりやや劣りますが手頃な価格で売られています。

 

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楽器も売られていました。

 

この日は、頼まれていたラフマニノフの「チェロとピアノのためのヴォカリーズ」の楽譜を探しに来たのですが、曲名を書いた紙を示して、お店のスタッフに在庫があるか聞いたところ、写真の曲集を探し出してくれました。(↓)

 

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チェロとピアノのための曲集

グリンカ、ダブドフ、ラフマニノフとアレンスキーのチェロとピアノのための曲集(全6曲)が195ルーブル(2015年5月の為替レートで約¥470)だったのは驚きでした!

 

ロシア語だけですが、お店のサイトもあります。(↓)

Магазин НОТЫ