モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

モスクワの冬のイルミネーション

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マネージ広場

マネージ広場からみる国立歴史博物館とクレムリンの尖塔

 

もうすぐ12月。黄金の秋が終わり、モスクワにもいよいよ冬が訪れました。
12月のモスクワは、夕方4時には太陽が沈み、暗くて、寒くて、長い夜が続きます。冬のモスクワは、長い夜に加えて日中も厚い雲に覆われる曇天の日が続くため、日照時間は極端に短くなります。そのため、精神衛生上の配慮もあってか、毎年冬になると、モスクワの街は美しいイルミネーションで彩られます。しかも、ロシア正教のクリスマスは1月7日なので、モスクワでは年末年始の期間を通じて、華やかなイルミネーションを楽しむことができます。

イルミネーションが楽しめる主なポイント

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モスクワ中心部の主なイルミネーション・ポイント

モスクワ中心部の地図上に、華やかなイルミネーションが楽しめる主なポイントを記してみました。

赤の広場

② マネージ広場(赤の広場の手前)

③ 劇場広場(ボリショイ劇場前)

④ トベルスカヤ広場(モスクワ市庁舎の向かい側)

プーシキン広場(地下鉄7号線プーシキンスカヤ駅、2号線トベルスカヤ駅周辺)

モスクワ音楽院

⑦ ニコリスカヤ通り

⑧ ボリシャヤ・ドミトロフカ通り

 

以下、2015年~2019年までの年末年始のシルミネーションを写真で紹介します。

赤の広場

年末年始には特設スケートリンクがオープンし、たくさんの子どもたちで賑わいます。
ファストフードの他、クリスマスのオーナメントやお土産品などを売る屋台がたくさん出店します。

 

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赤の広場

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赤の広場

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赤の広場

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赤の広場

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赤の広場

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赤の広場



② マネージ広場(赤の広場の手前の広場)

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マネージ広場 ①

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マネージ広場 ②

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マネージ広場 ③

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マネージ広場 ④

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マネージ広場 ⑤

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マネージ広場 ⑥

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マネージ広場 ⑦

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マネージ広場 ⑧

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マネージ広場から見るトベルスカヤ通り

 

③ 劇場広場(ボリショイ劇場前)

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劇場広場 ①

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劇場広場 ②


④ トベルスカヤ広場(モスクワ市庁舎の向かい側)

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トベルスカヤ広場 ①

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トベルスカヤ広場 ②

 

プーシキン広場

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プーシキン広場 ①

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プーシキン広場 ②

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プーシキン広場 ③

このイルミネーションは、「願いのトンネル」と呼ばれていました。


モスクワ音楽院

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モスクワ音楽院(大ホール)

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モスクワ音楽院(校舎)

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モスクワ音楽院前のカフェ(店内)

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モスクワ音楽院前のカフェ(店内の飾り付け)

⑦ ニコリスカヤ通り

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グム百貨店前~ニコリスカヤ通りへ

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ニコリスカヤ通り

⑧ ボリシャヤ・ドミトロフカ通り

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ボリシャヤ・ドミトロフカ通り

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ボリシャヤ・ドミトロフカ通り

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ボリシャヤ・ドミトロフカ通り


 

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革命広場~クレムリンを望む(ハイアットホテル屋上より)


寒い真冬の季節、モスクワの各劇場では、バレエやオペラ、オーケストラなどの公演が目白押しとなります。 ボリショイ劇場の年末恒例のバレエ「くるみ割り人形」のチケットは、発売開始と同時に全日完売となるほどの人気演目です。 
日本と結ぶ飛行機は空いていて、ホテルの宿泊料金も夏場の半額以下に下がります。実は真冬のモスクワは、観光にもお薦めの時期でもあるのです。機会がありましたら、是非、真冬のモスクワを訪れてみてください。



ブログの全ての記事の一覧はこちらから(↓)

www.triprussia.info

 












 

第16回 チャイコフスキー国際コンクール

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2019年6月17~29日までの日程で、第16回目となるチャイコフスキー国際コンクールが、モスクワとサンクトペテルブルクにおいて開催されます。

 

コンクールのスケジュールはオフィシャルサイトの以下のページから確認できます。(↓)

この画面はピアノ部門ですが、上段に並んでいる各部門の楽器をイメージした円形のアイコンから、それぞれの部門のスケジュールを確認できます。 

既にチケットも発売されていますが、ここではコンクール初日(6/17)の夜、モスクワ音楽院大ホールで開かれるオープニングセレモニーのチケットの入手方法を紹介しておきたいと思います。

 

 オープニングセレモニー チケットの入手方法

以下、PCのサイトの画面で説明します。まず、モスクワ音楽院の公式サイトを開きます。(↓)

 

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モスクワ音楽院オフィシャルサイトのトップ画面(↑) 右上隅の表示から英語を選択することもできますが、英語版のサイトからは、チケット購入画面には進めないので、ロシア語表記の画面のままで、下記の手順に従い操作してください。

① まず、サイト右側のカラムを下方にスクロールします。

 

  

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② 右側のカラムにあるポスターの画像部分をクリックします。(↑)

 

  

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③ 「カレンダー Календарь」のアイコンをクリックします。(↑)

 

 

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④ カレンダーが表示されるので、月は矢印キーで、日付はカレンダーの日付をマウスで操作し、オープニング・セレモニーの開催日、6月17日(ЮНИЯ  17)に指定します。(↑)

 

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 ⑤ この画面でイベントを確認し、「購入する  ЛУПИТЬ」をクリックします。

 

 

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⑥ この画面に移行しますので、もう一度「購入する  ЛУПИТЬ」をクリックします。

 

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モスクワ音楽院大ホールの配席図が現れます。この表示(↑)は、2019年5月22日現在の残席です。平土間席は完売、2階席、3階席も、既に残り少なくなっています。

 

 

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⑧ 希望する席にマウスを合わせると、シートNo.と価格表示が現れます。

 

 

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⑨ 希望の席をクリックすると、シートNo.表示が右側のカラム上段に移動しますので、カラム下段の 「支払いに進む  Перейти к оплате」をクリックします。

 

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⑩ 右側のカラム下段の「レジットカードで支払う  Оплатить банковской картой」をクリックします。

 

 ここから先は、カード番号、契約者氏名、セキュリティコードなどを入力して支払いを完了します。

その後、登録したメールアドレスにチケット(e-ticket のPDF)が送られてきますので、プリントアウトして、ロシアに持参してください。モスクワ音楽院の大ホールに入場する際、エントランスでチケットを係員に提示、バーコードリーダーでデータを読み取られ、指示に従って入場します。

以上がオープニングセレモニーのチケット購入手順です。なお、カレンダーの日付を変更すれば、同様の手順でピアノ部門の第1~第3ラウンドのチケットも購入することができます。

また、スケジュールなどは、冒頭でご紹介したチャイコフスキー国際コンクールのオフィシャルサイトで確認してください。

 

 

 

 

 

 

モスクワの街歩き(16)

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最寄り駅 ⑥号線の "ВДНХ" 駅とロケットをアレンジしたモニュメント

 

宇宙飛行士記念博物館へ 

(最寄駅:⑥号線 "ВДНХ" ヴェ・デー・エヌ・ハー駅)

2019年1月12日(土)の午前、モスクワの宇宙飛行士記念博物館を見学してきました。この博物館は、人類最初の有人宇宙飛行から20周年を記念して1981年4月10日にオープンしました。その後、オープンから25年を経た2006年に大規模なリノベーションを施すために一時閉鎖、2009年に規模を拡張して再開され、現在に至っています。

博物館へは、地下鉄を乗り継いで、最寄り駅 の⑥号線 "ВДНХ" 駅から徒歩3分ほどで行くことができます。この駅はよく、略して「ヴェデンハー」と呼ばれています。英語表記にすると”VDNKh”となります。

 

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地下鉄⑥号線の電車内  新しい車輌には英語の電光掲示やドアの開閉を知らせる赤緑表示灯がありました。電車も日々進化しています!(笑)

 

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"ВДНХ" 駅の中央コンコース  博物館を意識してか、宇宙ステーションの内部のようなデザインに見えなくもないような・・・・。

 

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"ВДНХ"駅を出ると、円形の駅舎のすぐ後方に先端部に宇宙ロケットをあしらったモニュメントが見えます。

 

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駅周辺の案内図  "ВДНХ" 駅を中心に、平和大通、博物館、コスモスホテル(パッケージ・ツアーなどでよく使われます。)との位置関係がわかります。

 

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宇宙飛行士博物館 正面エントランス 後方にモニュメントが見えます。 

 

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博物館入館ゲート  ゲートに向かって左側のクロークにコートと荷物を預けて入館します。

 

〇博物館は原則無休で、開館時間は、

 月・火・水・金・日 : 午前10時~午後7時まで

 木・土 : 午前10時~午後9時まで

〇入場料は、1人250ルーブルで、チケット販売は閉館時刻の30分前まで 

〇展示スペースは、世界初の人工衛星から、最初の有人宇宙飛行、最初の 宇宙散歩、月探査プログラム、太陽系探査プログラム、そして国際宇宙研究プログラムへと続き、主にソビエト時代の宇宙科学がどのように発展してきたかを回顧する内容となっています。

 

 

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展示コーナー 世界初の宇宙飛行を体験したユーリー・ガガーリンの像

 

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実物大の人工衛星の模型展示

 

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ソビエト時代に試作された世界初の液体燃料エンジンPD-270

 

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博物館スタッフのお姉さんの解説に聞き入る子どもたち 

 

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有人宇宙ステーション「ミール」の模型  「ミール」は「平和」や「世界」の意味のロシア語です。ちなみに、プーチン大統領 のファーストネーム「ウラジーミール」は「平和を治める」といった意味になります。

 

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ミールに積み込まれていた宇宙食の模型

 

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宇宙ステーション「ミール」のトイレの模型

 

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有人宇宙船が地球に帰還した際に、目標地点から離れてシベリアの雪原に降りた事態を想定したサバイバル展示

 

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世界初の月面車「ルノホート1号」の模型

 

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アメリカのアポロ宇宙船とソユーズ宇宙船のドッキングによる交流・協力の展示
米ロの関係は、本来このようにあってほしいものです!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モスクワの街歩き(15)

国立プーシキン美術館へ

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国立プーシキン美術館 本館

 

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救世主ハリストス大聖堂、プーシキン美術館など

 

(地下鉄の最寄駅:①号線 クロポトキンスカヤ)

2018年5月5日、モスクワの国立プーシキン美術館を訪ねてみました。美術館の建物は、救世主ハリストス大聖堂のすぐ北側、ヴォルホンカ通りをはさんで筋向いにあります。プーシキン美術館の収蔵品はおよそ10万展、サンクトペテルブルクエルミタージュ美術館に次ぐ規模を誇ります。

 

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国立プーシキン美術館 ヨーロッパコレクション部

 

プーシキン美術館本館の隣には、2006年8月にオープンした「ヨーロッパコレクション部(英語表記では”Gallery of 19th and 20th century European and American Art”)」と呼ばれる別館があり、19〜20世紀のフランスを中心とする印象派とポスト印象派の画家たちの作品などが展示されています。

今回は、ヨーロッパコレクション部の方を訪ねてみました。

 

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常設展示は2階と3階、階段の両側にあります。

 

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2階には、モネやルノワールシスレーセザンヌゴッホゴーギャンなどの絵画が、3階にはピカソをはじめとする20世紀に活躍した画家たちの作品が展示されています。

 

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主な収蔵作品は、オフィシャルサイトでも見ることができます。(↓)

プーシキン美術館オフィシャルサイト(英語版):


◆収蔵作品(絵画): 

https://pushkinmuseum.art/exposition_collection/collections/painting/index.php?lang=en

 

プーシキン美術館の収蔵作品から

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モネ 「草上の昼食」(オフィシャルサイトより引用)

 

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モネ 「白い水蓮」 (オフィシャルサイトより引用)

 

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ルノワール 「庭にて ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」 (オフィシャルサイトより引用)

 

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シスレー 「オシュデの庭 モンジュロン」 (オフィシャルサイトより引用)

 

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セザンヌ 「桃と梨」 (オフィシャルサイトより引用)

 

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セザンヌ 「ピエロとアルルカン」 (オフィシャルサイトより引用)

 

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ゴーギャン 「マタモエ(孔雀のいる風景)」(オフィシャルサイトより引用)

 

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ゴーギャン 「女王・王の妻」(オフィシャルサイトより引用)

 

日本とロシアの相互理解を深めるため、2018年は「日本におけるロシア年」、「ロシアにおける日本年」と題され、両国において、互いの国の文化を紹介しあうイベントが多数開催されています。

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プーシキン美術館展 大阪 国立国際美術館

 

2018年4月14日~7月8日まで東京都美術館において、続いて7月21日~10月14日まで大阪の国立国際美術館において、プーシキン美術館展が開催され、モネの「草上の昼食」や「白い水蓮」、ルノワールの「庭にて ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」など、フランスの印象派をはじめとする画家たちの作品が多数展示され、たくさんの美術ファンが訪れていました。

 

モスクワを訪れる機会があったら、プーシキン美術館を是非訪ねてみてください!

 

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モスクワの街歩き(14)

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ノヴォデヴィチ修道院とノヴォデヴィチ墓地

日本のゴールデンウィーク後半にあたる2018年の5月7日、世界遺産に登録されているノヴォデヴィチ修道院と、隣接するヴォデヴィチ墓地を訪ねてみました。

あいにく、スモレンスキー聖堂をはじめ修道院の主要な建物は修復工事中だったため見ることができませんでしたが、ウペンスカヤ教会には入場することができました。

 

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ウペンスカヤ教会内部

 

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壁面にはいくつもの美しいイコン画が飾られています。

 

ノヴォデヴィチ墓地を散策

ノヴォデヴィチ墓地は、ノヴォデヴィチ修道院の敷地の南側に併設されていて、ロシアの著名な政治家、軍人、作家、芸術家などが多数埋葬されています。

ロシアのお墓は、公園のように美しく整備され、彫刻のような個性的なデザインが施された墓石が立ち並んでいて、訪れる観光客の目を楽しませてくれます。

 

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ノヴォデヴィチ墓地の苑内

 

それでは、この日巡ったロシアの著名な音楽家のお墓をいくつかご紹介しましょう。

 

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チェロ奏者 ロストロポーヴィチのお墓

 

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オペラ歌手 シャリアピンのお墓

 

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作曲家 スクリャービンのお墓

 

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作曲家 プロコフィエフのお墓

 

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作曲家 ショスタコーヴィチのお墓

 

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ニコライ・ルービンシュテインのお墓(右側の白い墓石)

墓石の下部に「モスクワ音楽院の創設者」と刻まれています。

 

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ドミトリー・ホロストフスキーのお墓

2017年11月22日に脳腫瘍のため亡くなったロシアの偉大なオペラ歌手 ドミトリー・ホロストフスキーのお墓です。彼の死を惜しんで、この日もたくさんのお花が手向けられていました。

 

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こちらは音楽家ではありませんが、ロシアの文豪チェホフのお墓です。

 

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エリツィン 新生ロシア初代大統領のお墓

 

ロシアの文学や芸術に興味のある方は、モスクワ渡航の際に、是非、ノヴォデヴィチ墓地を訪れてみるとよいと思います。 

 

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チョコレート「アリョーンカ」

ロシアを代表するチョコ菓子「アリョーンカ」

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ロシアを代表するチョコ菓子といえば、可愛い女の子の絵が描かれた包み紙で有名な「アリョーンカ」、アリョーンカとはロシア人女性の名前「エレーナ "Елена"」の愛称です。

その製造元「クラスヌィ・オクチャブリ社」(”Красный Октябрь”、英語では “Red October”)は、一人のドイツ人がモスクワの中心部にあるアルバート通りで始めた小さなお菓子屋さんが起源なのだそうです。
それが、19世紀後半頃から徐々に規模を拡大し、やがてモスクワ川沿いの敷地に最新の機器を導入した製造工場が建てられました。
ロシア革命後には工場は国営化され、1922年にあの「10月革命」を思い起こさせる名前、「クラスヌィ・オクチャブリ」に改名されました。
1960年代になると、当時のソビエト政府がミルクチョコレートを安価に生産するための新しい食料計画を採択し、その一環として、1965年にロシアを代表するチョコレート、アリョーンカ(”Алёнка”)が誕生、翌年から本格的な生産が始まったのだそうです。

 

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現在はチョコレート博物館として運営されているかつての製造工場

ピョートル大帝の記念碑のすぐ近くに建っています。

 

現在、モスクワ川沿いに建つかつての製造工場は、ロシアを代表するチョコ菓子「アリョーンカ」がたどってきた足跡を展示する博物館として運営されています。

 

チョコ菓子アリョーンカは、コンビニやスーパー、空港や駅のキオスクなどロシア中どこでも売られている他、ネット通販でも買い求めることができます。(↓)

alenka.ru

 

また、モスクワ市内の主だった場所には、多数の直営店舗が展開しています。(↓)

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クラスヌィ・オクチャブリ社の直営店  アリョーンカ・ショップから

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赤の広場の近く、ソコーリニキ通りのアリョーンカ・ショップ

上の地図中、モスクワの中心にマークされているショップです!

 

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板チョコの他にも、いろいろなチョコ菓子を量り売りで買うことができます。

 

アリョーンカ・ブランドの代表的なチョコ菓子

それでは、ロシア土産の定番の一つでもある代表的な商品を見ていきましょう!

 

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ヘーゼルナッツとレーズンが入ったミルクチョコレート(↑)

この他にもプレーンのミルクチョコ、アーモンドが入ったチョコ、小さなマーブルを散りばめたチョコなど、いくつかのバージョンがあります。

 

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一番右側は、一つずつ包まれたミルククリーム入りアリョーンカ、

左側のクマの親子の絵が描かれたチョコレートは「ミーシュカ "Мишка"」

ミーシュカは子グマの愛称で、子グマの縫いぐるみなどは、ロシアではよく「ミーシュカ」と呼ばれています。「ミーシュカ」を日本語にすると「クマちゃん」のようなイメージになります。

 

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この「ミーシュカ」の包み紙に描かれているクマの親子の絵(↑)は、ロシアの著名な画家、イワン・シーシキンが描いた絵画「松林の朝」をモチーフにしています。モスクワの国立トレチャコフ美術館に展示されているこの絵(↓)は、ロシア人なら知らない人はいないというくらい、ロシアでは皆に愛されているそうです。

 

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イワン・シーシキンが描いた絵画「松林の朝」(国立トレチャコフ美術館収蔵)

 

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この可愛い女の子の絵が描かれたチョコ菓子は「クラースナヤ・シャーポチカ "Красная Шапочка" 」 日本語では「赤ずきんちゃん」です。

 

ところで、アリョーンカには、ボーイフレンドがいます。

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この写真は、ネットから引用したものですが、右側の男の子が描かれた包み紙には「アリョーンカのボーイフレンド、クージャ」と書かれています。

残念ながら、まだ実物にお目にかかったことがありません。いつか、ボーイフレンドも食べてみたいと思います。(笑)

 

 

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モスクワの街歩き(13)

モスクワ動物園《Московский зоопарк》

(地下鉄の最寄り駅:⑤号線 クラスノプレスネンスカヤ、⑦号線 バリカートナヤ)

 

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モスクワ動物園(メイン・エントランス)

この写真はウィキペディア(ロシア語版)から引用させていただきました。

 

今回(2018年春)のモスクワ滞在の最終日(5月7日)、市内中心部にあるモスクワ動物園を訪ねてみました。動物園は、モスクワ音楽院学生寮から最寄りの地下鉄駅(クラスノプレスネンスカヤ)の駅舎を出てすぐ目の前にあります。

ロシア初の動物園として1864年1月31日にオープンしたモスクワ動物園は、ヨーロッパで最も古い動物園の1つです。面積は約21.4ヘクタール、東京上野動物園の1.5倍の広さを誇ります。入園料は大人500ルーブルでした。

 

以下、モスクワ動物園の主な特徴を、公式サイト(英語版)の記述から要約して紹介します。(↓)

http://moscowzoo.su/pro/

 

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園内側から見たメイン・エントランス

 

現在のモスクワ動物園は、ロシア最大の動物コレクションを有するとともに、ロシアの動物飼育学術センターとしての機能を併せ持ち、動物園に期待される主要な学術的課題に応えることを目指して活動しています。

動物園の主な役割と活動としては・・・・、

◆自然保護:

希少動物や絶滅危惧種の動物を飼育、繁殖させ、種の保存や自然動物の再生、生態系のモニタリングなどに取り組んでいます。

◆研究 :

捕獲した動物の飼育条件の改善、種の保存とそのために必要な科学研究を行い、研究の成果を広く公開しています。

◆教育:

生物学や自然保護に関するガイドツアーや講演会を開催したり、メディアを通じた情報提供などを行っています。

 

それでは、実際に飼育されている動物たちを見ていきましょう。

 

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ニホンザル

この日は汗ばむくらいの陽気だったので、サルたちは日向ぼっこをしながら昼寝していました。(笑)

 

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ハイイロオオカミ

かつては日本にも生息していましたが、絶滅してしまいました。

 

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エミュー

オーストラリアの草原や砂地に生息する大型の鳥類、オーストラリアの(非公式な)国鳥でもある。

 

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ジャコウウシ 

カナダ北部やデンマークグリーンランドに生息する偶蹄類。

 

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ピューマ

北米ロッキー山脈最北端~南米最南端のパタゴニア平原まで広く分布するネコ科の食肉類。 

 

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アムール豹

極東ロシア沿海地方~中国吉林省にかけての森林に生息する絶滅危惧種。別名、シベリア豹とも呼ばれる。

 

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レッサーパンダ

檻のガラス越しのため、乱反射で見づらいですが・・・・。

 

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アジアゾウの母子(屋内のゾウ舎にて)

どこの国でも、子どもたちには一番人気のゾウさん!

 

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フラミンゴ

アフリカ、ヨーロッパ、中南米塩水湖や干潟に生息する。

 

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園内のMAP

 

 

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ちなみに、動物園とは直接関係はありませんが、写真中央の白色の近代的な高層建築は、現在建設中のモスクワ音楽院学生寮の新棟です。

 

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動物園から見ると、スターリンセブンシスターズの一つ「文化人アパート」がとても美しい姿に見えます。

 

餌やりの時間帯なども公開されていますので、モスクワ滞在中に時間が空いたら、地下鉄を利用して足を運んでみると面白いと思いました。

 

※ 2018年6月10日追記

東シベリアオオヤマネコの赤ちゃん誕生

この記事をアップした3日後、ロシアのニュースサイト《Россия 24》から、モスクワ動物園で、東シベリアオオヤマネコ(Восточно-сибирский рысь)の赤ちゃん(4匹)誕生のニュースが飛び込んできました!


ニュースでは、現在、全ての成ネコが子ネコたちの世話をしているとのことですが、動物学者の話によると、通常、野生のヤマネコの雄は、雌とは離れて行動するため、子ネコの世話をすることはなく、このような生態が見られることはとても珍しいとのことです。たまたま先月、モスクワ動物園を見てきたばかりだったので、とても印象的なニュースでした。下記から赤ちゃんヤマネコの動画も視聴できます!

現在、全ての成ネコが子ネコたちの世話をしているとのことですが、動物学者の話によると、通常、野生のヤマネコの雄は、雌とは離れて行動するため子ネコの世話をすることはなく、このような生態が見られることはとても珍しいとのことです。
ヤマネコの世界にも、男性の子育て参加奨励の時代到来でしょうか?(笑)

下記リンク(youtube)から、今回誕生した赤ちゃんヤマネコの動画が視聴できます。

www.youtube.com

 

 

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