モスクワ川クルーズ
モスクワの中心部を蛇行しながら流れるモスクワ川の両岸には、クレムリンや救世主ハリストス大聖堂など、数多くの歴史的建造物が立ち並んでいます。モスクワ川は川幅が広く、流れが緩やかなので、夏季にはたくさんのクルーズ船が運行しており、観光客に人気のスポットになっています。中でも最も有名なクルーズ船は、ラディソン・ロイヤルホテル(旧ホテル・ウクライナ)が運行する豪華クルーズ船隊でしょう。
料金は、ラディソン・ロイヤルホテル前の桟橋発・メインデッキ利用の場合、デイタイム・クルーズが750ルーブル、イブニング・クルーズが950ルーブル、ファーストクラス利用なら、どちらの時間帯も2000ルーブルです。(2017年10月)詳しくはOfficial Site(英語版)を参照してみてください。(↓)
ラディソン・ロイヤルホテルが運行するクルーズ観光船隊公式サイト
http://www.radisson-cruise.ru/index_en.php
お天気に恵まれた快晴の日の午後、ゴーリキー公園横の桟橋から出発する小型のクルーズ船に乗船してみました。料金は大人1人800ルーブルと少々高めでしたが、船のアッパーデッキからおよそ1時間にわたり、モスクワ川の両岸に広がる美しい眺めを堪能することができました。(↓)
ゴーリキー公園横の遊歩道に添って船着き場が数か所あります。
船着き場所出ると、最初に「クリムスキー橋」の下を潜り抜けます。
「ピョートル大帝の記念碑」が見えてきたら、左に舵を切って本流側に進みます。
黄色の屋根は、「救世主ハリストス大聖堂」
間もなく、「クレムリン」の尖塔群が見えてきました。
城壁の内側に「大クレムリン宮殿」と金色の丸屋根が輝く「アルハンゲルスキー聖堂」「イワン大帝の鐘楼」などが見えます。
「スパスカヤ時計塔」と「聖ワシリー聖堂」、その右側に「グム百貨店」が見えてきました。
スターリン・クラシック様式の白亜の高層建築は「芸術家アパート」です。
クルーズ船は、モスクワ川にかかるいくつもの橋をくぐり抜け、出発からおよそ20分ほどでU-ターンして、もとの船着き場へ戻ります。
復路で再び「ピョートル大帝の記念碑」の横を通過、手前の船は、ラディソン・ロイヤルホテルが運航する豪華クルーズ船です。
「国立トレチャコフ美術館(新館)」と豪華クルーズ船
クルーズ船の遊覧コース
今回利用したクルーズ船の遊覧コースは、この地図上に描かれているモスクワ川の左端から出発し、右端付近でU-ターンして出発地点のゴーリキー公園まで戻るルートです。
モスクワ滞在中、時間に少しの余裕があるのなら、モスクワ川のクルーズ観光は是非とも体験しておきたいお薦めの選択肢です!