モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

サンクトペテルブルクへ(1)

- モスクワ経由でサンクトペテルブルクへ -

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2017年2月、初めてサンクトペテルブルク(以下、省略してペテルブルクと表記します。)に行ってきました。

限られた日程の中で主要な見どころを効率よく観て回るため、今回は、クラブツーリズム主催のパッケージツアー(4泊6日)を利用してみました。

 

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東京からモスクワまでは、いつものJL421便を利用、成田空港を10:45に出発し、モスクワ・ドモジェドボ空港到着は15:00(10時間15分のフライト)になります。

 

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ドモジェドボ空港 到着・出発フロア

 

モスクワ到着後、ロシアへの入国手続きすませて、一度成田で預けたスーツケースを受け取った後、国内線にチェックインします。

今回は、モスクワ(ドモジェドボ空港)18:25発のS7航空 043便に乗り継ぎ、ペテルブルクへ向かいました。S7航空は、ワンワールド・アライアンスに加盟するロシア国内線大手の航空会社です。S7航空のフライトでは、JALのマイルが積算できます。このフライトで積算されたマイルは99マイル(予約クラスQ:積算率25%)でした。

 

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モスクワ・ドモジェドボ空港 国内線駐機場

S7航空 Airbus A319 型機
043便に使用された機材はB737型機でした。

 

ペテルブルク(プルコボ空港)到着は、20:00(日本時間の深夜2:00)になりました。

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ペテルブルク・プルコボ空港 外観

 

プルコボ空港到着後、バスでホテルまで移動。今回ペテルブルクで宿泊するホテルは、ソコス・オリンピア・ガーデン、欧米資本のビジネスホテルです。

 

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ソコス・オリンピア・ガーデンホテル 正面玄関

 

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レセプションカウンター

 

ホテルのすぐ近くに24時間営業のスーパーがあり、地下鉄①・②号線の工科大学駅まで徒歩で5分ほどの、非常に便利なロケーションです。

広めの客室は清潔で落ち着いたインテリア、スタッフもフレンドリーで快適に過ごせました。リピートしてもよいホテルです。

朝食のブッフェはメニューも豊富で、美味しくいただくことができました。

 

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ホテルの朝食ブッフェ

 

以下に、今回のツアーで回ったペテルブルクの主な見どころから紹介していきます。

 

 

エルミタージュ美術館 / Государственный Эрмитаж

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宮殿広場側から観たエルミタージュ美術館

 

Official websiteは、(↓)

http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/

とても充実したサイトなので、是非見てみてください。

 

エルミタージュ美術館は、ピョートル大帝の時代(18世紀前半)に建てられた王宮をベースにした世界的に有名な美術館です。ロマノフ王朝女帝エカテリーナ2世の時から収集された絵画などの美術品は、ニコライ1世の頃から公開されるようになり、革命後に美術館として整備されたのが現在のエルミタージュ美術館の始まりだそうです。

世界遺産にも登録されている美術館の建物は、冬の宮殿、「隠れ家」を意味する大小3つのエルミタージュと劇場で構成され、全て合わせると展示室は1500室を数える規模になるのだそうです。

 

【ヨルダン階段】

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冬の宮殿に招かれた各国の大使が皇帝に謁見するために使ったことから、「大使の階段」とも呼ばれています。

 

【大玉座の間】

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歴代皇帝が外国からの賓客のレセプションを行ったという部屋。

 

【紋章の間】

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銀器の展示室でもあります。

 

【黄金の客間】

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1812年戦争の画廊】

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クトゥーゾフ将軍をはじめ、1812年ナポレオン戦争に参加した300人の将軍の肖像画を展示

 

ダ・ヴィンチの間】

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かつて皇帝ニコライ1世の書斎だった部屋

 

ラファエロの回廊】

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レンブラントの間】

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この他、印象派の絵画などは、現在別館に移されて展示されています。

館内の写真撮影は許可されていますが、ストロボは使用禁止です。また、有料ですが、日本語のガイドレシーバーの貸し出しサービスもありました。

建物も収蔵品も、まる一日かけてじっくり見学したい美術館です。