- ヘルシンキ経由でモスクワへ -
今回も、モスクワ音楽院留学とは直接関係の無い話題になります。
JALのモスクワ線は、4月から6月までは週4便(月・水・金・日)、7月から10月末までは、今年から一便増便されて週5便(月・水・金・土・日)で運行されます。一方、11月から3月までの冬期間は減便され、週3便での運行に戻ります。このため、冬期間にモスクワに行く場合、曜日の都合が合わない時は、毎日運行のアエロフロートを利用するか、経由便を探さなければなりません。
※2017年3月5日追記:JALのモスクワ線が今年も増便
JALが公表している2017年の運行計画によると、3月26日から6月30日までの期間は、現在よりも2往復増便して、週5便(月・水・金・土・日)の運行に、7月1日から10月28日までの期間は、さらに2往復増便して毎日運行に、10月29日からは、週4便(月・水・金・日)の運行になるそうです。
2016年度(上記)よりも、モスクワとの往復がさらに便利になりますね!
詳しくは、下記をご参照ください。(↓)
※2018年4月22日追記:JALのモスクワ線が今年も増便
JALが公表している2017年の運行計画によると、3月25日から6月30日までの期間は、現在よりも2往復増便して、週5便(月・水・金・土・日)の運行に、7月1日から10月27日までの期間は、さらに2往復増便して毎日運行に、10月28日からは、週4便(月・水・金・日)の運行になるそうです。ほぼ昨年と同じ運航便数になりますね!詳しくは、下記をご参照ください。(↓)
日本からモスクワまでのルートは、仁川経由、北京経由、フランクフルト経由、ウィーン経由など、いくつもの候補がありますが、2016年4月現在の運行ダイヤでは、大韓航空の仁川経由が便利なようです。
一方、名古屋や大阪から出発するなら、フィンエアのヘルシンキ経由も比較的便利な選択肢となります。
日本からヘルシンキへは、JALが成田から毎日運行(札幌、中部、伊丹、福岡から同日接続可)している他、JALと同じワンワールド・アライアンスのフィンエアが成田の他、名古屋、関西からも直行便を毎日運行、さらに今年5月からは福岡からも週3便体制で運行をはじめるとのことです。フィンエアを利用する場合、名古屋、関西、福岡から直接ヘルシンキに飛んで、ヘルシンキでモスクワ行きへ乗り継げばよいのですが、乗り継ぎ便のダイヤが今一つよくないため、モスクワ到着が現地時間の深夜になってしまうのが難点です。
私も、2014年の暮れに一度だけこのルートを利用したことがあるのですが、そのときは、無理せずヘルシンキに一泊して、翌日モスクワに入ることにしました。
ここでは、そのとき(クリスマスの時期)のヘルシンキの空港や街の雰囲気などを少しだけ紹介したいと思います。
※2018年4月22日追記:
2018年4月現在、ヘルシンキでのロシアへの乗り継ぎダイヤは、以前より便利になっています。成田からのJL413便のヘルシンキ到着が14:50、モスクワ行きのAY713便のヘルシンキ出発が17:40、モスクワ(シェレメチェボ)到着が19:20 なので、乗り継ぎ時間のロスが大幅に改善されました。
サンタの国フィンランドへの出発日12月25日の成田空港出発ゲートでは、JALのスタッフもサンタの装いです。
- JALの運行ダイヤ -
往路の成田発ヘルシンキ行きJL413便は、11:30に成田を出発し、ヘルシンキ到着が15:00(日本時間の22:00(時差7時間))、およそ10時間半のフライト。
復路のヘルシンキ発成田行きJL414便は、17:15にヘルシンキを出発して、翌朝8:55成田着、およそ8時間40分のフライトです。
- ヘルシンキ・バンター国際空港 -
フィンエアのハブ、ヘルシンキのバンター国際空港は、ヨーロッパの主要空港の中でも日本から最も近い空港です。2つあるターミナルビルはどちらもコンパクトな設計なので、乗り継ぎの際に迷う心配はありません。国際線から国際線への「最短乗り継ぎ時間(MCT)」は35分とのことです。
ここからヨーロッパ各地に数多くの路線が接続しており、日本からヨーロッパへ向かう際には、最も便利な路線の一つと言えそうです。
セキュリティ・ゲート入口
フィンエア出発カウンター
第2ターミナル 出発フロア
- 空港から市内へのアクセス -
空港から市内へは、フィンエア・シティバス(ヘルシンキ中央駅行き)が、通常20分間隔で運行されているのですが、この日はクリスマス特別ダイヤによる間引き運行だったため、中央駅までタクシーで移動することにしました。クリスマス休暇のため渋滞もなく、空港から中央駅まで30分弱で到着、料金は54ユーロ(2014年12月現在)でした。シティバスなら、運賃はヘルシンキ中央駅まで6.3ユーロなので、少々痛い出費となりました。ドライバーは、「フィンランドは、タクシーは高いからね~!」と笑っていました。
ちなみに、フィンエア・シティバスの運行時刻表はこちら(↓)
◇フィンエア・シティバス運行時刻表
- クリスマスの街の様子 -
写真は、クリスマスの時期のヘルシンキの街の様子です。撮影した日は、2014年12月25日(到着日の深夜)、26日(早朝)です。
深夜のヘルシンキ中央駅ホーム
深夜のヘルシンキ中央駅ホーム
到着した日の翌朝、厳寒(-20℃)中をホテルから出て、ヘルシンキ中央駅周辺の市街地を歩いてみました。(↓)
ヘルシンキ 鉄道中央駅 入口
フィンランドでは、クリスマスの夜は家族水入らずで過ごす家庭が多いそうです。クリスマスの翌朝の街はとても静かな雰囲気でした。街を彩る美しい装飾は、モスクワの装飾よりもシットリとして落ち着いた印象です。
ヘルシンキ中央駅前のバスターミナル
店内の装飾(12月26日早朝)
店内の装飾(12月26日早朝)
トラムが走るヘルシンキ中央駅前の通り
- ヘルシンキからモスクワへ -
午前10時頃にホテルをチェックアウトして、すぐ目の前にあるバス乗り場からフィンエア・シティバスでバンター国際空港に向かいました。
バス乗り場で貨物室に乗客のスーツケースを搭載 後ろの建物は、ヘルシンキ中央駅の駅舎
高速道路を一路バンター国際空港へ
空港までの運賃は6.3 EUR およそ30分で到着です。車内ではFree Wi-Fi が使えるので、旅行者にはとても便利です。
第2ターミナル 国際線セキュリティ・ゲート入口
国際線出発エリアのカフェ
沖止めのアエロフロート機(Airbus A319 モスクワ行き)に搭乗
ヘルシンキを離陸後、およそ1時間半でモスクワ(シェレメチェボ空港)に到着 ヘルシンキ-モスクワ間は羽田-福岡間とほぼ等距離です。
シェレメチェボ空港からは、アエロエクスプレスでモスクワ市内へ移動。メトロ(環状線)に接続するベラルーシ駅までノン・ストップ 約35分で到着です。
ヘルシンキ経由で行ってみる(2)へ続く・・・・