① 赤の広場 周辺
(地下鉄の最寄り駅:①号線 アホードヌィ・リャト)
人口1200万人を数えるロシアの首都モスクワは、中心に位置するクレムリンから放射状に道路が伸び、さらに3本の環状道路が同心円状にクレムリンを取り囲む「クモの巣型」の道路配置になっています。(↓)
3重の同心円(環状道路)の中心にクレムリンがあります。
クレムリンとその城壁に隣接する赤の広場は、政治、経済はもとより、歴史や文化などの点でもモスクワの中心です。
ツアーなどでモスクワを訪れる際には、必ず日程に組み込まれる見どころでもあります。
赤の広場から四方を見ると、南西側に「クレムリン」の城壁、南東側に「聖ワシリー大聖堂」、北東側が「グム百貨店」、北西側が「国立歴史博物館」と赤の広場への通用門「ヴァスクレセンスキー門」という位置関係になります。(↓)
赤の広場周辺の建物の位置関係(ベースの画像は、Google Earth より引用させていただきました。)
- 聖ワシリー大聖堂 -
玉ねぎのようなドーム型の屋根が印象的な建物で、17世紀に現在の姿・形になったそうです。一つひとつのドームがそれぞれ教会になっています。
1階には建物の模型が、また各階に鮮やかなイコン画が飾られており、ストロボを使用しなければ写真撮影も許されています。入場料は大人250ルーブルでした。(2014年9月)
2階のテラス部分からは赤の広場全体を一望できます。
聖ワシリー大聖堂 外観
聖ワシリー大聖堂 内部
聖ワシリー大聖堂 内部
聖ワシリー大聖堂 内部・天井
聖ワシリー大聖堂 2階のテラスから見る赤の広場全景
- スパスカヤ時計塔 -
一昨年の暮れに化粧直しが施されました。現在、時計塔下の門は公用門として使用されており、政府の要人や外国からの賓客などの出入りの際に使用されているそうです。
化粧直し後のスパスカヤ時計塔
- グム百貨店 -
「グム”ГУМ”」とは、国立百貨店を意味するロシア語 Госдарстеннвй УниверМагの頭文字ですが、この百貨店の正式な名称になっています。
グム百貨店 外観
店内にはヨーロッパの高級ブランドショップやブティック、化粧品店、菓子店、銀行などの他、各フロアにカフェがあり、買物に訪れた市民がお茶を楽しむ様子がみられます。お店の中央部分にある噴水広場は季節ごとに装いを変えて買物客の目を楽しませてくれます。
グム百貨店 店内
夜のグム百貨 店内
グム百貨店 店内のカフェ
中央の噴水広場が特設すいか売り場に!
その場で食べられるように、きれいにカットして売られていました。
クリスマス~新年には特設の装飾売り場に!
季節によって、サクラが飾られることも!
3階にセルフサービスの食堂「スタローヴァヤNo.57 ”Столовая No.57 ”」があります。店名の「スタローヴァヤ」は、「食堂」を意味するロシア語です。お手頃価格でいろいろなメニューが楽しめるので、お昼の時間になると、いつも家族連れなどで行列ができています。
3階にあるセルフサービスの食堂「スタローバヤ No.57」
家族連れやカップルなどでいつも賑わっている人気店です。
店内の様子(開店前)
プレートに自分の好きなメニューをのせて、最後に会計してからテーブル席に移動します。キノコやポテトのサラダもありました。果物はオレンジではなく、みかんでした。
- 国立歴史博物館 -
現在の赤煉瓦の建物は19世紀に建てられたものだそうです。1階はおみやげ店(別の入口)、2階、3階に常設の展示室があり、こちらは入場料は大人300ルーブルです。
国立歴史博物館
赤の広場の外(マネージ広場)側からみた国立歴史博物館
- アレクサンドロフスキー庭園 -
(地下鉄の最寄り駅:④号線 アレクサンドロフスキー・サット、①号線 ビブリアチエカ・イーミニ・レーニナ(レーニン図書館))
クレムリンの北西側の城壁に面した細長い庭園です。手入れが行き届いており、夏の晴れた日に園内を歩けば、噴水とともに緑の芝生や色鮮やかな花々を目にすることができるモスクワ市民の憩いの場です。
庭園のほぼ中央には、クレムリンへの入場チケット売場とおみやげショップがあります。
手入れの行き届いた庭園はモスクワ市民の憩いの場です。
イベントの際にはプレスセンターが置かれる「中央展示ホール」前の噴水
左側の建物はロシア連邦下院議会、右側はホテル・フォーシーズンス
庭園中央にあるクレムリンへの入場チケット売り場
(街歩き その2に続く・・・・)