モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

サンクトペテルブルクへ (9)

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血の上の救世主教会 へ

2020年1月11日、プーシキンの家 博物館に続いて、血の上の救世主教会を訪ねてみました。
ここに来るのは2017年の9月以来、3回目になります。

血の上の救世主教会の正式な名称は「救世主ハリストス復活大聖堂」、前回紹介したプーシキンの家 博物館からは徒歩で7~8分の場所にあります。

 

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血の上の救世主教会(外観)

残念ながら今回訪ねた時は、中央の主塔が改修工事中のためカバーで覆われていました。
教会の入口横にあるカッサ(チケット売場)で入場チケットを買って聖堂の中に入ります。入場料は350ルーブル(約650円)、長女は学生割引料金の100ルーブルでした。

 

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血の上の救世主教会(内部)

1881年3月、手投げ爆弾によるテロにより、時のロシア皇帝アレクサンドル2世が暗殺されました。その後、即位した息子のアレクサンドル3世が父である先帝の死を悼み、暗殺が実行されたこの地に教会の建立を決めました。実際にこの教会が完成したのはアレクサンドル3世の死後、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世の治世となった1907年とのこと。起工から実に25年の歳月を経て完成したことになります。

 

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血の上の救世主教会(内部)

教会の内部は、壁面~天井に至るまで全面が繊細で美しいモザイク画で覆われています。内部の写真撮影は許されていますが、ストロボは使用できません。

 

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血の上の救世主教会(内部)

壁面に描かれたイコンのモザイク画は、まさしく息をのむほどの美しさです!

 

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血の上の救世主教会(内部)

天井まで続く美しいイコンのモザイク画  
鮮やかな色彩が本当に美しいです! Как красиво !

 

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血の上の救世主教会(内部)

この教会に入るのは今回で3回目になりますが、何度リピートしても、その都度、感動が蘇る美しさです! サンクトペテルブルクに来る機会があったら、是非訪ねてみてください。

 

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ネフスキー大通り側から望む血の上の救世主教会(遠景)

この構図は、観光ガイドブックなどによく紹介される定番のアングルなのですが、建物の屋根と壁面の修復のため、今回は主塔がカバーで覆われていたのが残念でした。 本来なら、この時期(1月11日)は運河が完全に凍りついているはずなのですが、今年はご覧のとおり、氷はまったくありませんでした!