モスクワ動物園《Московский зоопарк》
(地下鉄の最寄り駅:⑤号線 クラスノプレスネンスカヤ、⑦号線 バリカートナヤ)
モスクワ動物園(メイン・エントランス)
この写真はウィキペディア(ロシア語版)から引用させていただきました。
今回(2018年春)のモスクワ滞在の最終日(5月7日)、市内中心部にあるモスクワ動物園を訪ねてみました。動物園は、モスクワ音楽院の学生寮から最寄りの地下鉄駅(クラスノプレスネンスカヤ)の駅舎を出てすぐ目の前にあります。
ロシア初の動物園として1864年1月31日にオープンしたモスクワ動物園は、ヨーロッパで最も古い動物園の1つです。面積は約21.4ヘクタール、東京上野動物園の1.5倍の広さを誇ります。入園料は大人500ルーブルでした。
以下、モスクワ動物園の主な特徴を、公式サイト(英語版)の記述から要約して紹介します。(↓)
園内側から見たメイン・エントランス
現在のモスクワ動物園は、ロシア最大の動物コレクションを有するとともに、ロシアの動物飼育学術センターとしての機能を併せ持ち、動物園に期待される主要な学術的課題に応えることを目指して活動しています。
動物園の主な役割と活動としては・・・・、
◆自然保護:
希少動物や絶滅危惧種の動物を飼育、繁殖させ、種の保存や自然動物の再生、生態系のモニタリングなどに取り組んでいます。
◆研究 :
捕獲した動物の飼育条件の改善、種の保存とそのために必要な科学研究を行い、研究の成果を広く公開しています。
◆教育:
生物学や自然保護に関するガイドツアーや講演会を開催したり、メディアを通じた情報提供などを行っています。
それでは、実際に飼育されている動物たちを見ていきましょう。
この日は汗ばむくらいの陽気だったので、サルたちは日向ぼっこをしながら昼寝していました。(笑)
かつては日本にも生息していましたが、絶滅してしまいました。
オーストラリアの草原や砂地に生息する大型の鳥類、オーストラリアの(非公式な)国鳥でもある。
ジャコウウシ
北米ロッキー山脈最北端~南米最南端のパタゴニア平原まで広く分布するネコ科の食肉類。
アムール豹
極東ロシア沿海地方~中国吉林省にかけての森林に生息する絶滅危惧種。別名、シベリア豹とも呼ばれる。
檻のガラス越しのため、乱反射で見づらいですが・・・・。
アジアゾウの母子(屋内のゾウ舎にて)
どこの国でも、子どもたちには一番人気のゾウさん!
フラミンゴ
園内のMAP
ちなみに、動物園とは直接関係はありませんが、写真中央の白色の近代的な高層建築は、現在建設中のモスクワ音楽院学生寮の新棟です。
動物園から見ると、スターリン・セブンシスターズの一つ「文化人アパート」がとても美しい姿に見えます。
餌やりの時間帯なども公開されていますので、モスクワ滞在中に時間が空いたら、地下鉄を利用して足を運んでみると面白いと思いました。
※ 2018年6月10日追記:
東シベリアオオヤマネコの赤ちゃん誕生
この記事をアップした3日後、ロシアのニュースサイト《Россия 24》から、モスクワ動物園で、東シベリアオオヤマネコ(Восточно-сибирский рысь)の赤ちゃん(4匹)誕生のニュースが飛び込んできました!
ニュースでは、現在、全ての成ネコが子ネコたちの世話をしているとのことですが、動物学者の話によると、通常、野生のヤマネコの雄は、雌とは離れて行動するため、子ネコの世話をすることはなく、このような生態が見られることはとても珍しいとのことです。たまたま先月、モスクワ動物園を見てきたばかりだったので、とても印象的なニュースでした。下記から赤ちゃんヤマネコの動画も視聴できます!
現在、全ての成ネコが子ネコたちの世話をしているとのことですが、動物学者の話によると、通常、野生のヤマネコの雄は、雌とは離れて行動するため子ネコの世話をすることはなく、このような生態が見られることはとても珍しいとのことです。
ヤマネコの世界にも、男性の子育て参加奨励の時代到来でしょうか?(笑)
下記リンク(youtube)から、今回誕生した赤ちゃんヤマネコの動画が視聴できます。
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