モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

サンタクロースのロシア・バージョン

今日は12月24日(クリスマス・イブ)、2017年も残すところあとわずかとなりました。

今回は、クリスマスにちなんで、サンタクロースのロシア・バージョンについての話題です。

 

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ジェド・マロース / Дед Мороз

Википедия(ウィキペディア・ロシア版)から引用させていただきました。

 

ロシアのサンタは «Дед Мороз (ジェド・マロース:直訳すると「極寒爺さん」または「霜爺さん」)» といいます。新年~クリスマスの時期(ロシア正教のクリスマスは1月7日です。)になると、孫娘の «Снегурочка (スネグーラチカ:直訳は「雪娘」» を伴い、トロイカ(3頭立ての馬そり)に乗って、子供たちのもとへプレゼントを配りにやってきます。

 

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新年のグリーティング・カードから 

" С Новым Годом ! " は新年を祝うあいさつ。これらのカードは、赤の広場に面して建つ「グム百貨店」の文具ショップで購入しました。

 

「新年、おめでとうございます!」をロシア語で正確に表すと、" Поздравляем с Новым Годом ! (パズドゥらブリャーイム・ス・ノーヴィム・ゴーダム)" となるのですが、普段はこれを簡略化して " С Новым Годом ! " が使われます。

 

ジェド・マロース」の起源は、古いスラブ民話に登場する「冷気をもたらす怖い老人」なのですが、ロシア革命の後、宗教信仰を抑圧したソビエト時代になると、キリスト教の宗教色を抜いた、子供たちへの新年のご褒美プレゼント・キャラクターとして再登場します。

ソビエト時代が終わり、宗教信仰に対する抑圧がなくなった今日では、「ジェド・マロース」と「スネグーラチカ」は、新年とクリスマスを祝うロシア版サンタクロースとその孫娘として、すっかり市民の暮らしに定着しています。

 

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ジェド・マロース / Дед Мороз と スネグーラチカ / Снегурочка

Википедия(ウィキペディア・ロシア版)から引用させていただきました。

 

新年が近づくと、モスクワのデパートなどでは、スネグーラチカの衣装を纏って接客する女性店員をよく見かけます。 

 

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グム百貨店の特設クリスマス・オーナメント売場(2015年12月28日撮影)

 

今年もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

2018年、皆さまには、穏やかな新春を迎えられますようお祈りしています。

 

この稿は、Википедия(ウィキペディア・ロシア版)の記述(↓)を参考とさせていただきました。

Дед Мороз — Википедия

 

 

 

 

 

 

サンクトペテルブルクへ(6)

ロマノフ王家の離宮を探訪

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① ペテルゴフ「夏の宮殿」

  18世紀の初め、ロマノフ王家4代目の皇帝・ピョートル大帝が、フランスのベルサイユ宮殿を凌ぐ宮殿を目指して建てたとされるペテルゴフ「夏の宮殿」は、ペテルブルクから西へ約30kmのフィンランド湾を見下ろす高台に位置しています。

ペテルブルク市街からペテルゴフへは、ネヴァ川の南岸、エルミタージュ美術館の近くにある船着き場から高速艇に乗り、35分ほどで行くことができます。

 

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ネヴァ川を行き交う観光船

 

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高速艇の船内

ネヴァ川から外洋(フィンランド湾)に出ると波が高く、船はけっこう揺れました。

 

宮殿の正面には、左右7段と中央3段の階段状にレイアウトされた「大滝」と呼ばれる噴水と、その手前に「ライオンの口を引き裂くサムソン」像の噴水が配置されています。黄金のライオンの口から噴き上がる噴水は、高さ20m近くにまで達する水勢です。

 

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宮殿正面の噴水群「大滝」

 

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「ライオンの口を引き裂くサムソンの噴水」

ライオンの口を引き裂くサムソンの噴水には、3kmも離れた貯水池から導水管が引かれていて、その貯水池は標高が噴水よりも20m高い位置にあるため、これだけの高さまで水を噴き上げることができるのだそうです。

 

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「大滝」を流れ下った水は、中央に引かれた長さ600mの水路を経てフィンランド湾に注ぎます。

 

宮殿の周囲に広がる庭園内を散策すれば、それぞれに趣向を凝らした大小150もの噴水を楽しむことができます。電気のない時代に設えられたこれらの噴水は、中央の大宮殿を境に南北およそ18メートルに及ぶ敷地の高低差を利用して、水の力(水圧)だけで吹き上がるように設計されているのだそうです。

 

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「ピラミッドの噴水」

正方形に並べられた505本の管は中央に近づくほど細く高水圧となるように配置され、ピラミッド型の噴水を形づくっています。

 

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「太陽の噴水」 

太陽から降り注ぐ光線のように噴水塔の中心から放射状に水を噴き出しながら、塔全体が360度ゆっくり回転します。

 

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「お気に入りの噴水」

犬が水を吐きながらカモを追いかけて廻ります。犬とカモの動きは地中に埋め込まれた水車と歯車によるもので、すべて水の力だけで動作しています。

 

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「いたずらの噴水」

白色のベンチの前の石畳に足を踏み入れると、石畳から突然、噴水が吹き出して驚かされます。実はこのいたずらの噴水は、背後の緑色のベンチに腰掛けている男性が操作しているのでした。

 

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「いたずらの噴水」

こちらもいたずらの噴水。白いベンチの前を人が通ると茂みから水が降り注ぎます。油断しているとびしょ濡れになってしまいます!(笑)

来客を驚かせる「いたずらの噴水」もピョートル大帝自身のアイディアなのだそうです。

 

② エカテリーナ宮殿(再掲) 

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エカテリーナ宮殿 中央正面

 

エカテリーナ宮殿は、ペテルブルクから南に25kmほどのところに位置するツァールスコエ・セロー / Царское Село (「皇帝の村」の意) でもっとも人気の観光スポットになっています。

最初の宮殿は1724年、ピョートル大帝の妃、エカテリーナ1世のために建てられました。エカテリーナ1世は、夫であるピョートルの死後、2年間にわたり女帝としてロシア帝国を統治しています。宮殿の呼称は彼女の名にちなんで命名されました。

その後、幾度かにわたり大規模な改築が施され、エカテリーナ2世の時代になって、青い塗装が鮮やかなロシア・バロック様式の現在の姿になったのだそうです。

 

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ペテルブルク市街から宮殿の入口まで、渋滞が無ければタクシーで40分ほどで来ることができます。入り口手前のチケット小屋でエカテリーナ公園の入場チケットを購入して公園内に入ります。

 

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エカテリーナ1世が大切な客をもてなしたとされる隠れ家「エルミタージュ」 

 

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公園の大池のほとりの グロット

 

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宮殿中央の階段

 

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大広間(2017年9月4日)

夏場は大勢の見学者で混み合います。(↑)

宮殿内をゆっくり見学するなら、閑散期の冬もお薦めです!(↓)

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大広間(2017年2月17日)

 

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ただし、美しい庭園は雪に覆われています。(2017年2月17日)

 

冬に訪れたエカテリーナ宮殿についてはこちら(↓) 


残念ながら有名な「琥珀の間」だけは写真撮影が禁止されていますので、こちらの ”The Tsarskoye Selo” Official Site から見てみてください。(↓)

http://eng.tzar.ru/museums/palaces/c_atherine/amber_room (英語)

 

サイト下段の写真を操作して、壁面~床や天井など、「琥珀の間」全体を見ることができます。

 

 

 

サンクトペテルブルクへ (5)

― 芸術家が眠るチーフヴィン墓地 ―

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アレクサンドル・ネフスキー修道院

 

サンクトペテルブルクのメインストリート、ネフスキー大通りの南東側の起点に位置するアレクサンドル・ネフスキー修道院。その敷地の一角にあるチーフヴィン墓地を訪ねてみました。ここには、19世紀~20世紀にかけて活躍したロシアの芸術家たちが埋葬されています。

アレクサンドル・ネフスキー修道院へは、地下鉄③および④号線のアレクサンドル・ネフスキー広場駅から徒歩3分ほどで行くことができます。

 

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アレクサンドル・ネフスキー修道院入口
地下鉄駅を出るとすぐ、ほぼ正面に見えてきます。

 

 

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チーフヴィン墓地入口

 

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墓地入口の受付で入場料(200ルーブル)を払い、いただいたパンフレットを見ながら右側の小路を進むと、ロシアの文豪ドストエフスキー(1821~1881年)のお墓がありました。

 

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ドストエフスキーのお墓

 

この墓地には、ロシアの文豪や画家などの他、ロシアの主要な音楽家、作曲家が数多く埋葬されています。順路に沿って主な音楽家のお墓を見ていきましょう。

 

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グリンカ兄妹のお墓

 

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ミハイル・グリンカ(1804~1857年)のお墓

 

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ロシア5人組の1人 ミリイ・バラキレフ(1836~1910年)のお墓

 

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同じくロシア5人組の1人 モデスト・ムソルグスキー(1839~1881年)のお墓

 

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ピョートル・チャイコフスキー(1840~1893年)のお墓

2体の天使に見守られ、ひときわ立派な墓石です。

 

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アントン・ルビンシテイン(1829~1894年)のお墓
サンクトペテルブルク音楽院の創設者。モスクワ音楽院を創設したニコライ・ルビンシテインのお兄さんです。

 

ロシアのお墓は日本のお墓とは趣が異なり、個々人の墓石にも芸術的な趣向が施されていて、あたかも緑豊かな公園を廻るような感覚で散策できます。ペテルブルクを訪ねる機会があったら、ロシアを代表する音楽家が眠るチーフヴィン墓地へも足を運んでみてください。

 

 

 

モスクワのホテルについて(2)

ー   モスクワ音楽院へのアクセスのよいホテルから   ー

前回、紹介したモスクワのホテルに続いて、私と家内がこれまでに利用したモスクワ音楽院クレムリン赤の広場へのアクセスが比較的よいホテルから3つ紹介します。

3つ目に紹介するホテル、ホリディ・イン・モスクワ・タガンスキーからモスクワ音楽院へは、地下鉄かタクシーが必要になります。

 

前回の記事、モスクワのホテルについて(1)はこちら(↓)

ー   マルコポーロ・プレスニヤ   ー

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この写真はホテルの予約サイト(booking.com)から引用させていただきました。 

 

Official Site : http://www.presnja.ru/en/default.html

 

モスクワの中心近くに位置し、地下鉄の最寄り駅(⑦号線のプーシキンスカヤまたは②号線のトベルスカヤ;両駅は連絡通路でつながる乗換え可能駅)から徒歩7~8分、モスクワ音楽院まで徒歩10分程度、クレムリン赤の広場までも徒歩圏内(ゆっくり歩いて20分ほど)の閑静で便利な場所にあります。

 

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客室は広くて落ち着いたインテリア、窓はトリプルガラスで寒い冬でも暖かく過ごせそうです。浴室はバスタブ付きでシャワーの湯量も十分でした。

 

フロントの女性スタッフはみな英語が上手で、頼みごとにも笑顔で丁寧に対応してくれました。

 

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外貨の両替はフロントでもできますが、ロビー階にはCDが設置されており、日本のSMBC信託銀行のマルチマネー口座に円の普通預金(既出;本稿最下段のリンク参照)があれば、キャッシュカードで直接現地通貨ルーブルの現金を引き出すことができます。

 

 

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朝食はブッフェ形式、料理の種類も豊富でリクエストするとその場でオムレツを調理してくれます。調理スタッフから「具はどれがよいか?」とロシア語で聞かれるので「フショー(全部)」と答えればOKです!(笑)

 

 

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朝食会場のレストランとブッフェ

 

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このギャラリー・スペースの奥の扉(左側)が朝食会場のレストランの入口です。

 

 

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ホテルの正面玄関横には華やかなオープンカフェがあり、夜遅くまでお酒と軽食が楽しめます。

 

宿泊料金は、オフシーズンならスタンダードルーム利用で1泊1室(朝食なし)税込み10,000円以内で利用でき、抜群のコスパです。(2017年10月;予約サイト調べ)

評価は4つ星ですが、私的には5つ星にせまるパフォーマンスだと思いました。

 

ー   メトロポール   ー

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クレムリンから徒歩5分、チアトラーリヌィ大通りに面しています。 

 

Official Site : http://metropol-moscow.ru/en/

 

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このホテルは創業1905年、客室数388、モスクワで最初に建てられたアールヌーヴォー様式の建築物の一つなのだそうです。今日でも、モスクワを訪れる各国の政府関係者や著名人などが利用する伝統と格式あるホテルです。

チアトラーリヌィ大通りを挟んでボリショイ劇場とツム百貨店の向かい側に位置し、モスクワの中心クレムリン赤の広場まで徒歩5分、最寄りの地下鉄駅(②号線のチアトラーリナヤまたは③号線のプローシシャチ・レボリューツィ(革命広場))へも徒歩3分ほどで行ける大変便利な立地です。

 

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フロントロビーとレセプションカウンター 

 

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エレベーターホール 

 

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朝食会場のレストラン「メトロポール・ホール」

 

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レストランに設えられたクリスマスの飾りつけ 

 

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グランドハープの生演奏を聴きながらの朝食

 

このホテルは、各国料理が体験できる素晴らしい朝食ブッフェが評判です。料金は大人1人2250ルーブル)とかなりお高いのですが、モスクワを訪れるなら、一度は体験しておきたいレストランと朝食だと思います。(↓)

https://gallery.mailchimp.com/eaf67ba3b21af9e116000d024/files/eng.pdf (2017年10月)

 

宿泊料金は、オフシーズンの期間の場合、スタンダードルーム利用で1泊1室(朝食なし)税込み18,000円程度~、です。(2017年10月;予約サイト調べ)

ホテルの朝食ブッフェの PR-Video(youtube)はこちら(↓)

 

 

ー   ホリデイ・イン・モスクワ・タガンスキー(旧名;シモノフスキー)   ー

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この写真はホテル予約サイト(booking.com)から引用させていただきました。 

 

Official Site:https://www.ihg.com/holidayinn/hotels/us/en/moscow/mowsm/hoteldetail

 

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エントランスとレセプション・カウンター

 

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ロビー階のラウンジ・スペース 

 

ノヴォスパスキー通りに面した220の客室を有するカジュアルなホテルです。

モスクワの南側にあるのでドモジェドボ空港から近く(およそ40km)、地下鉄の最寄り駅(⑦号線のプロレタールスカヤ)まで徒歩5分、モスクワの中心クレムリンまでは⑦号線のクズネツキー・モスト駅で一度降車、連絡通路を徒歩で①号線のルビャンカ駅に移動し①号線の電車に乗り換えて1駅、トータル約15分の便利な立地です。

 

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最寄りの地下鉄駅 プロレタールスカヤ入り口

 

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地下鉄駅の手前にあるショッピング・モール

 

ホテルからプロレタールスカヤ駅まで行く途中には、スーパーやKFC、カフェなどが入っているショッピング・モールもあり、何かと便利です。

広めの客室はデスクを備えたモダンなインテリア、トイレと浴室は清潔でバスタブ付き、シャワーの湯量も十分でした。

 

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朝食会場のレストランは明るく機能的なデザイン、ブッフェはシンプルなメニューですが、料理はいずれも美味しくいただけました。

部屋までホットコーヒーを持ち帰ることもできて、なかなか気が利いていました。

 

料金は、オフシーズンですとスタンダードルーム利用で1泊1室(朝食なし)税込み10,000円程度で利用できるようです。(2017年10月;予約サイト調べ)

 

SMBC信託銀行のマルチマネー口座に関する説明はこちら(↓)

 

 

 

モスクワの街歩き(11)

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モスクワ川クルーズ 

モスクワの中心部を蛇行しながら流れるモスクワ川の両岸には、クレムリンや救世主ハリストス大聖堂など、数多くの歴史的建造物が立ち並んでいます。モスクワ川は川幅が広く、流れが緩やかなので、夏季にはたくさんのクルーズ船が運行しており、観光客に人気のスポットになっています。中でも最も有名なクルーズ船は、ラディソン・ロイヤルホテル(旧ホテル・ウクライナ)が運行する豪華クルーズ船隊でしょう。

料金は、ラディソン・ロイヤルホテル前の桟橋発・メインデッキ利用の場合、デイタイム・クルーズが750ルーブル、イブニング・クルーズが950ルーブル、ファーストクラス利用なら、どちらの時間帯も2000ルーブルです。(2017年10月)詳しくはOfficial Site(英語版)を参照してみてください。(↓)

 

ラディソン・ロイヤルホテルが運行するクルーズ観光船隊公式サイト

http://www.radisson-cruise.ru/index_en.php

 

 

お天気に恵まれた快晴の日の午後、ゴーリキー公園横の桟橋から出発する小型のクルーズ船に乗船してみました。料金は大人1人800ルーブルと少々高めでしたが、船のアッパーデッキからおよそ1時間にわたり、モスクワ川の両岸に広がる美しい眺めを堪能することができました。(↓)

 

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ゴーリキー公園横の遊歩道に添って船着き場が数か所あります。

 

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船着き場所出ると、最初に「クリムスキー橋」の下を潜り抜けます。

 

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ピョートル大帝の記念碑」が見えてきたら、左に舵を切って本流側に進みます。

 

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黄色の屋根は、「救世主ハリストス大聖堂」

 

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間もなく、「クレムリン」の尖塔群が見えてきました。

 

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城壁の内側に「大クレムリン宮殿」と金色の丸屋根が輝く「アルハンゲルスキー聖堂」「イワン大帝の鐘楼」などが見えます。

 

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「スパスカヤ時計塔」と「聖ワシリー聖堂」、その右側に「グム百貨店」が見えてきました。

 

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スターリン・クラシック様式の白亜の高層建築は「芸術家アパート」です。

 

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クルーズ船は、モスクワ川にかかるいくつもの橋をくぐり抜け、出発からおよそ20分ほどでU-ターンして、もとの船着き場へ戻ります。

 

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復路で再び「ピョートル大帝の記念碑」の横を通過、手前の船は、ラディソン・ロイヤルホテルが運航する豪華クルーズ船です。

 

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「国立トレチャコフ美術館(新館)」と豪華クルーズ船

 

 クルーズ船の遊覧コース

 

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今回利用したクルーズ船の遊覧コースは、この地図上に描かれているモスクワ川の左端から出発し、右端付近でU-ターンして出発地点のゴーリキー公園まで戻るルートです。

 

モスクワ滞在中、時間に少しの余裕があるのなら、モスクワ川のクルーズ観光は是非とも体験しておきたいお薦めの選択肢です! 

 

 

 

 

 

 

 

 

モスクワの街歩き(10)

ウサチョフスキー市場   Усачёвский рынок

(地下鉄の最寄り駅:①号線 スポルチーブナヤ)

 

モスクワ滞在中、ノボディヴィチ修道院のすぐ近くにあるウサチョフスキー市場に行ってみました。

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ウサチョフスキー市場 正面玄関前 並んでいる自転車はレンタ・サイクルです。

 

音楽と市場とは直接の関係はなさそうですが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」やラフマニノフの練習曲「音の絵」の中には、市場の様子を描いたとされる楽曲があるそうですね。

ここではまず、ロシアの市場とはどのようなところなのか、ロシアに関する総合情報サイト「ロシアNOW」の解説を参照しておきましょう。

 

「ロシアNOW」の解説から(一部を抜粋・要約)

1.  ロシアの「市場」とは

・ ロシアの市場はいろいろな民族が集まる場所、言い換えれば、旧ソ連構成国のさまざな食材や加工食品、伝統料理が一堂に集まるところでもある。

・ もしロシアとロシアの近隣諸国や、各地の料理と食材を知りたければ市場はお薦め!市場に来れば、食材に触れ、匂いを嗅ぎ、試食し、さらに値切って買うこともできる。

 

2.  市場の種類

① 休日の定期市

大きな常設市場よりも品数は少ないが、肉、卵、魚、チーズ、ソーセージ、野菜、果物など、かなりの品が揃っている。農家の人たちも収穫した作物を売りにやってくる。

② 常設市場

市場にずらりと並ぶ小さな屋台街は、東洋風の市場を思わせる。とくに清潔ではなく、スリも見かけるので、基本的な警戒心を忘れてはならない。さらに目利きの客でも欠点に気づかないように、ラップに包んで売られている。ガラス越しの野菜や果物は美しく見えるが、商品を手で触って鮮度を確かめることはできない。

③ 昔からある大規模な屋内市場

あらゆる食品が豊富に揃っているが、価格はスーパーマーケットよりも少し高め。しかし品質の良さ、品揃えの豊富さ多彩さは価格の高さを補って余りある。中には、モスクワの有名レストランが食材の買い付けにやってくる市場もある。

 

3.  買い物に当たっての注意点

市場での買い物には、知っておくべきポイントがある。

・食品はできるだけ自分の手にとって選び、売り手に任せないこと

・試食を勧められたら遠慮せず、逆にさらに試食を求めること

・匂いを嗅ぎ、手で触り、よく見比べ、必ず試食すること!

・もっとも質の良い食品を扱うと思われる店の売り手と懇意にすることも大切

市場でまず選ぶのは、食品ではなく、それを売る店、売る人たち。店員と話し、いろいろな食品をどう調理するのか質問する。常客になれば、よい品を取っておいてくれ、値引きしてくれたり、ちょっとしたおまけをつけてくれることもある。お得意さんはいつでも大切にされるものだ。(古き良き時代の日本の市場もそうでしたね!)

 

参照した「ロシアNOW」のサイトはこちら(↓)

ウサチョフスキー市場について

この市場は、地下鉄①号線(赤のライン)スポルチーブナヤ駅から徒歩で5分ほど、ノボディヴィチ修道院からもすぐそばのわかりやすい場所にあります。モスクワの伝統的な市場の特徴を残しつつ、最近リノベーションされたばかりの明るく清潔な市場です。「ロシアNOW」の解説中の分類では、「3. 昔からある大規模な屋内市場」に該当するように思われました。ただし、この市場は比較的小規模です。

館内には、ファーストフード・コーナーもあり、簡単な食事をとることもできます。

野菜、果物、肉・加工品、魚・加工品、乳製品、ドライフルーツ、漬物とピクルス、香辛料などの小売り店が所狭しと並んでいました。

 

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果物屋さんの陳列台 ちょうど、スイカが美味しい季節でした!

 

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ドライフルーツのお店 とにかく種類が豊富です!

 

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ドライフルーツとナッツ類のお店 美しくディスプレイされた陳列棚

 

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野菜の漬物(塩漬けや酢漬け)やマリネ(ピクルス)のお店 ロシアのキュウリは短くて太いのが特徴

 

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香辛料のお店 なんとなくアジアの市場の雰囲気にも似ている感じ

 

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魚介類と加工品のお店 イクラも売られています。イクラ:ИКРА はもともと「魚の卵」を意味するロシア語です!

このお店、一番小さなキャビアの瓶詰が4000ルーブルと表示されていました。欲しそうに見えたのでしょうか、「3000ルーブルに値引きするよ!」と言われましたが、それでも日本円で約¥6000、キャビアを買うのはあきらめました・・・。(笑)

 

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館内の様子 この写真のみ、ロシアのビジネス情報サイト"KEYTOWN" (↓)から引用させていただきました。

http://keytown.me/business/smolenskie-fermeryi-smogut-prodavat-svoyu-produktsiyu-na-stolichnom-ryinke_24686

 

入り口付近では、無線機を携行した警備員が目を光らせていて、治安に対する配慮もありました。売り場は見た目にも美しく、モスクワの人々の実生活の一端を垣間見ることができるスポットだと思います。
モスクワを訪ねる機会があったら、是非一度足を運んでみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のタクシー事情(モスクワ / サンクトペテルブルク)

 

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ドモジェドボ空港からモスクワ中心部へ、タクシーの車窓から見えてきたシティの高層ビル群

 

最近、日本でもHuaweiASUSなど、海外メーカー製のSIMフリースマホが、NET通販や家電量販店の店頭で普通に売られるようになってきました。

 

諸外国の通信事情から

シンガポールやマレーシア、タイなどASEANの国々では、空港の販売ブースでプリペイドSIMが売られているので、日本から低価格のSIMフリースマホを持参して、渡航先の空港でプリペイドSIMを購入すれば、直ちにネットにアクセスできます。

 

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クアラルンプール国際空港 "HOTLink" プリペイドSIM販売ブース

 

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バンコクスワンナブーム国際空港 "TrueMove" プリペイドSIM販売ブース

 

クアラルンプール、バンコク、どちらのブースでも、SIMフリースマホを英語表記にしてスタッフに手渡すと、購入したSIMカードをその場で開封、挿入~アクチベートまで3~5分ほどでセッティングしてくれました。

 

ロシアの通信事情  

こうした事情はロシアも同様です。今回のロシア渡航(2017年9月)では、モスクワ到着時にドモジェドボ空港の販売ブースでプリペイドSIMを購入し、Wi-fi サービスのないところでもスマホを使える環境を確保できたので何かと便利でした。

 

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モスクワ・ドモジェドボ国際空港 1F ”MTS”、”Beeline”プリペイドSIM販売ブース

 

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モスクワ・ドモジェドボ国際空港 2F "MTS"プリペイドSIM販売ブース
(ロシア語の”C”は「エス」と発音し、英語の”S”に相当します。)


空港のブースで購入したSIMカードは、有効期間1カ月間・データ通信可能容量4GBで800ルーブル(約1600円)でした。すぐに使用できるようにスタッフがその場でセッティングしてくれました。(2017年9月、2018年5月)

 

ここ数年でタクシー利用環境が激変

今回、あらためて実感したのですが、ここ数年、ロシアでも新しいアプリが多数登場し、移動の際の利便性は飛躍的に向上していました。その筆頭は何といってもタクシー・アプリでしょう! 

ここでは、一例として Яндекс Такси (ヤンデックス・タクシー)を紹介します。(↓)

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=ru.yandex.taxi

 

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アンドロイド版のインストール画面 

 

このアプリ、現在位置(スマホGPS機能で現在位置を認識します。迎えの場所を別に指定することもできます。)と行きたい場所を入力して、車のタイプなどをメニューから選択し、予約アイコンをクリックすると、間もなく(通常2~3分程度)配車が行われ、現在位置までの迎えに要する時間、車の車種と色、ナンバー、目的地までの料金などがスマホに表示されます。地図アプリとも連動しており、地図上に予約したタクシーの現在位置もリアルタイムで表示されます。迎えにきたタクシーに乗り、目的地で降車の際にあらかじめ提示された金額を運転手に支払えばOK。事前に登録しておけば、クレジットカード決済も可能です。さらに降車後、乗客が運転手を点数評価するシステムが組み込まれているので、ボッタクリにあう心配もありません。(ただし、迎えにきたタクシーを長く待たせると課金される場合があるようです。)

モスクワの場合、車のタイプはエコノミー(99ルーブル~)、コンフォート(199ルーブル~)、ビジネス(299ルーブル~)、ミニバン(199ルーブル~)の4つのカテゴリーから選択できます。

料金の一例ですが、ドモジェドボ空港からモスクワ中心部のホテルまで1190ルーブル、市内(小環状道路内)の移動の場合、距離によって200~400ルーブル程度でした。

サンクトペテルブルクでは、プルコボ空港から宿泊先のホテルまで503ルーブル、市内の移動の場合、料金は距離に応じて100~300ルーブルほどでした。

 

※ 2019年2月追記:Yandex Taxi の利用時のイメージ

2019年1月14日にサンクトペテルブルクで実際に利用したときのイメージです。(↓)

 

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アプリを開いたところ(言語は英語表記を選択)です。

地図上に現在位置(ネフスキー大通り69番地)および、最短で5分後に現在位置まで来ることができる場所にタクシーがいることが表示されています。
次は、画面下段の"Where to" のバナーをタップします。

 

 

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目的地のアドレスを入力しますが、スマホのマイクに向かって音声(口頭)で入力することもできます。ここでは、プルコヴォ空港を音声で入力しました。  

 

 

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およそ1分後に、エコノミークラスの車輌が4分後に来ることができると表示されました。運賃は、プルコヴォ空港まで590ルーブルと表示されています。これでよければ、"Order a taxi" をタップします。

 

 

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上位のクラスもみてみると、ビジネスクラスの車輌なら6分後に来られると表示されました。運賃は1371ルーブルです。

 

 

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今回はエコノミークラスを選択、"Order a taxi" をタップして予約確定です。迎えに来る車輌は白色のシボレー、車輌ナンバーはP789XT178、現在位置まで3分と表示されました。地図上に車輌の現在位置も表示されています。


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乗車後の画面です。現在位置と目的地のプルコヴォ空港までの時間が表示され、画面下段に今回の運転手を5段階で評価する欄が表示されています。この乗客の評価の平均点があるレベルを下回ると、その運転手には配車が行われなくなるシステムなので、いわゆるボッタクリにあう心配がなくなりました!

以上、2019年1月14日に利用したときのイメージでした。(追記分)

 

 

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写真はサンクトペテルブルクのヤンデックス・タクシー

料金は49ルーブル~と表示されています。

 

 

この他、Ситимобил Такси (シティモビル・タクシー)というアプリもあります。(↓)

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.citymobil 

 

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アンドロイド版のインストール画面(利用方法の説明動画あり)

 

このアプリを利用してモスクワ中心部のホテルからシェレメチェボ空港までタクシーを予約した際、コンフォート・カテゴリーの車を選択してみたところ、BMWのセダンが迎えにきました。(↓)

 

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 ダークスーツに身を包んだダンディな運転手さん、シートは本革張りでハンドルの中心にBMWのマークが見えます。料金もシェレメチェボ空港 Dターミナル(国内線)まで950ルーブルと格安でした。運転手はダッシュボードに装着したスマホで予約システムを操作します。このスマホ、乗客をピックアップした後は、目的地までの音声ガイド付きカーナビになります。

 

この金額だと、2人でタクシーを利用すれば、空港まで地下鉄とアエロエクスプレスを乗り継ぐより安くすみます。アプリがなければ、運転手と目的地や料金をロシア語で交渉しなければならず、外国人旅行者に対するいわゆるボッタクリも横行していました。

 

※:アプリが普及する以前のモスクワのタクシー事情はこちら(↓)

いや~、最近のモスクワやサンクトペテルブルクのタクシー利用環境の激変ぶりには驚くばかりです!  

 

ちなみに、今回のタクシー予約担当はモスクワ留学中の娘です。私が自身でこのアプリを自在に使いこなすには、しばし修練が必要そうです!(笑)

娘はロシア語表示を選択していましたが、これらのアプリは、画面の表示言語を英語に切り替えることも可能です。また、アプリをインストールしてすべての機能を使いこなすためには、ロシアの電話番号が必要なので、冒頭で説明したSIMカードの購入が必須となります。

それから、ロシア語だけですが、youtube に Яндекс Такси の利用方法を紹介する動画もありました。(↓)

 

 

ただし、この動画は公開時期が古いため、最新版のアプリのシステムや画面とは異なっていますが、イメージは分かりますので視聴してみてください。(アプリ公開当初は、複数社の料金を提示して、利用者に選択させるシステムでしたが、現在、料金は統一されています。)

 

また、ここ数年のロシアのタクシー業界やタクシー予約仲介サービスの変遷については、ロシア経済に関する情報誌「週刊ボストーク」の記事を引用する形で、以下のサイトに紹介されています。ご参考まで・・・・。  

Яндекс Такси、Ситимобил Такси の他にも、上記サイトにも紹介されているGet Taxi など20種類以上ものタクシー配車アプリがあるそうですが、現在、ロシアで圧倒的なシェアを持つのは Яндекс Такси とのことです。

 

地下鉄の乗り換え検索アプリ

蛇足ですが、ヤンデックス社は、各地の地下鉄の利用を支援するアプリ Яндекс Метро (ヤンデックス・メトロ)も提供しています。(↓)

 

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駅名がロシア語で表記されていますが、右上の設定アイコンから、英語など各国語表記も選択可能です。地下鉄を利用する都市も選べます。(これはただの画像なので反応しません。悪しからず・・・・。)

 

出発駅と目的駅を入力すれば、乗り換えルートと所要時間を案内してくれます。基本的には、NaviTime などの日本の乗り換え検索アプリと同様な機能です。

 

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スポルチーブナヤ ⇔ チアトラーリナヤ の場合、赤色①号線のアホートヌイ・リャト駅で降りて連絡通路を移動してチアトラーリナヤまで14分、到着予定時刻15:47と表示されています。

 

ロシアの地下鉄は、乗り換え可能駅で何度乗り換えても、どこまで行っても定額運賃です。2017年9月現在、モスクワの地下鉄の1回乗車券は55ルーブルサンクトペテルブルクの1回乗車用コイン(ジェトンといいます。)は45ルーブルです。

 

便利になったものですね!!!

 

※:モスクワの地下鉄事情はこちら(↓)

※:サンクトペテルブルクの地下鉄事情はこちら(↓)

※:すべての記事へのリンクを表示したポータルサイトはこちら(↓)

www.triprussia.info