モスクワ音楽院 留学情報

モスクワ音楽院での学生生活をイメージできるよう、ブログ形式にまとめてみました。私自身は、音楽は素人なので、主にモスクワでの日常生活や音楽院・学生寮の様子、入学手続きや日本との往復などの話題を中心に、父親の目線で紹介していきます。モスクワの今をできるだけ実感していただけるように、写真もたくさん掲載するようにしたいと思います。モスクワ音楽院留学を考えている本人やご両親にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

モスクワの街歩き(10)

ウサチョフスキー市場   Усачёвский рынок

(地下鉄の最寄り駅:①号線 スポルチーブナヤ)

 

モスクワ滞在中、ノボディヴィチ修道院のすぐ近くにあるウサチョフスキー市場に行ってみました。

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ウサチョフスキー市場 正面玄関前 並んでいる自転車はレンタ・サイクルです。

 

音楽と市場とは直接の関係はなさそうですが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」やラフマニノフの練習曲「音の絵」の中には、市場の様子を描いたとされる楽曲があるそうですね。

ここではまず、ロシアの市場とはどのようなところなのか、ロシアに関する総合情報サイト「ロシアNOW」の解説を参照しておきましょう。

 

「ロシアNOW」の解説から(一部を抜粋・要約)

1.  ロシアの「市場」とは

・ ロシアの市場はいろいろな民族が集まる場所、言い換えれば、旧ソ連構成国のさまざな食材や加工食品、伝統料理が一堂に集まるところでもある。

・ もしロシアとロシアの近隣諸国や、各地の料理と食材を知りたければ市場はお薦め!市場に来れば、食材に触れ、匂いを嗅ぎ、試食し、さらに値切って買うこともできる。

 

2.  市場の種類

① 休日の定期市

大きな常設市場よりも品数は少ないが、肉、卵、魚、チーズ、ソーセージ、野菜、果物など、かなりの品が揃っている。農家の人たちも収穫した作物を売りにやってくる。

② 常設市場

市場にずらりと並ぶ小さな屋台街は、東洋風の市場を思わせる。とくに清潔ではなく、スリも見かけるので、基本的な警戒心を忘れてはならない。さらに目利きの客でも欠点に気づかないように、ラップに包んで売られている。ガラス越しの野菜や果物は美しく見えるが、商品を手で触って鮮度を確かめることはできない。

③ 昔からある大規模な屋内市場

あらゆる食品が豊富に揃っているが、価格はスーパーマーケットよりも少し高め。しかし品質の良さ、品揃えの豊富さ多彩さは価格の高さを補って余りある。中には、モスクワの有名レストランが食材の買い付けにやってくる市場もある。

 

3.  買い物に当たっての注意点

市場での買い物には、知っておくべきポイントがある。

・食品はできるだけ自分の手にとって選び、売り手に任せないこと

・試食を勧められたら遠慮せず、逆にさらに試食を求めること

・匂いを嗅ぎ、手で触り、よく見比べ、必ず試食すること!

・もっとも質の良い食品を扱うと思われる店の売り手と懇意にすることも大切

市場でまず選ぶのは、食品ではなく、それを売る店、売る人たち。店員と話し、いろいろな食品をどう調理するのか質問する。常客になれば、よい品を取っておいてくれ、値引きしてくれたり、ちょっとしたおまけをつけてくれることもある。お得意さんはいつでも大切にされるものだ。(古き良き時代の日本の市場もそうでしたね!)

 

参照した「ロシアNOW」のサイトはこちら(↓)

ウサチョフスキー市場について

この市場は、地下鉄①号線(赤のライン)スポルチーブナヤ駅から徒歩で5分ほど、ノボディヴィチ修道院からもすぐそばのわかりやすい場所にあります。モスクワの伝統的な市場の特徴を残しつつ、最近リノベーションされたばかりの明るく清潔な市場です。「ロシアNOW」の解説中の分類では、「3. 昔からある大規模な屋内市場」に該当するように思われました。ただし、この市場は比較的小規模です。

館内には、ファーストフード・コーナーもあり、簡単な食事をとることもできます。

野菜、果物、肉・加工品、魚・加工品、乳製品、ドライフルーツ、漬物とピクルス、香辛料などの小売り店が所狭しと並んでいました。

 

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果物屋さんの陳列台 ちょうど、スイカが美味しい季節でした!

 

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果物屋さんの陳列台 ちょうど、スイカが美味しい季節でした!

 

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ドライフルーツのお店 とにかく種類が豊富です!

 

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ドライフルーツとナッツ類のお店 美しくディスプレイされた陳列棚

 

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野菜の漬物(塩漬けや酢漬け)やマリネ(ピクルス)のお店 ロシアのキュウリは短くて太いのが特徴

 

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香辛料のお店 なんとなくアジアの市場の雰囲気にも似ている感じ

 

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魚介類と加工品のお店 イクラも売られています。イクラ:ИКРА はもともと「魚の卵」を意味するロシア語です!

このお店、一番小さなキャビアの瓶詰が4000ルーブルと表示されていました。欲しそうに見えたのでしょうか、「3000ルーブルに値引きするよ!」と言われましたが、それでも日本円で約¥6000、キャビアを買うのはあきらめました・・・。(笑)

 

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館内の様子 この写真のみ、ロシアのビジネス情報サイト"KEYTOWN" (↓)からの引用です。

http://keytown.me/business/smolenskie-fermeryi-smogut-prodavat-svoyu-produktsiyu-na-stolichnom-ryinke_24686

 

入り口付近では、無線機を携行した警備員が目を光らせていて、治安に対する配慮もありました。見た目にも美しく、モスクワの人々の実生活の一端を垣間見ることができるスポットだと思います。
モスクワを訪ねる機会があったら、是非一度足を運んでみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のタクシー事情(モスクワ / サンクトペテルブルク)

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ドモジェドボ空港からモスクワ中心部へ、タクシーの車窓から見えてきたシティの高層ビル群

 

最近、日本でもHuaweiASUSなど、海外メーカー製のSIMフリースマホが、NET通販や家電量販店の店頭で普通に売られるようになってきました。

 

諸外国の通信事情から

シンガポールやマレーシア、タイなどASEANの国々では、空港の販売ブースでプリペイドSIMが売られているので、日本から低価格のSIMフリースマホを持参して、渡航先の空港でプリペイドSIMを購入すれば、直ちにネットにアクセスできます。

 

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クアラルンプール国際空港 "HOTLink" プリペイドSIM販売ブース

 

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バンコクスワンナブーム国際空港 "TrueMove" プリペイドSIM販売ブース

 

クアラルンプール、バンコク、どちらのブースでも、SIMフリースマホを英語表記にしてスタッフに手渡すと、購入したSIMカードをその場で開封、挿入~アクチベートまで3~5分ほどでセッティングしてくれました。

 

ロシアの通信事情  

こうした事情はロシアも同様です。今回のロシア渡航(2017年9月)では、モスクワ到着時にドモジェドボ空港の販売ブースでプリペイドSIMを購入し、Wi-fi サービスのないところでもスマホを使える環境を確保できたので何かと便利でした。

 

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モスクワ・ドモジェドボ国際空港 2F プリペイドSIM販売ブース


空港のブースで購入したSIMカードは、有効期間1カ月間・データ通信可能容量4GBで800ルーブル(約1600円)でした。すぐに使用できるようにスタッフがその場でセッティングしてくれました。

 

ここ数年でタクシー利用環境が激変

今回、あらためて実感したのですが、ここ数年、ロシアでも新しいアプリが多数登場し、移動の際の利便性は飛躍的に向上していました。その筆頭は何といってもタクシー・アプリでしょう! 

ここでは、一例として Яндекс Такси (ヤンデックス・タクシー)を紹介します。(↓)

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=ru.yandex.taxi

 

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アンドロイド版のインストール画面 

 

このアプリ、現在位置(スマホGPS機能で現在位置を認識します。迎えの場所を別に指定することもできます。)と行きたい場所を入力して、迎えの時間(「今すぐ」または「10分くらい後で」)および車のタイプなどをメニューから選択し、予約アイコンをクリックすると、間もなく(通常3~5分程度)配車が行われ、現在位置までの迎えに要する時間、車の車種と色、ナンバー、運転手の名前、目的地までの料金などがスマホに表示されます。地図アプリとも連動しており、地図上に予約したタクシーの現在位置もリアルタイムで表示されます。迎えにきたタクシーに乗り、目的地で降車の際にあらかじめ提示された金額を運転手に支払えばOK。事前に登録しておけば、クレジットカード決済も可能です。さらに降車後、乗客が運転手を点数評価するシステムが組み込まれているので、ボッタクリにあう心配もありません。(ただし、迎えにきたタクシーを長く待たせると課金される場合があるようです。)

モスクワの場合、車のタイプはエコノミー(99ルーブル~)、コンフォート(199ルーブル~)、ビジネス(299ルーブル~)、ミニバン(199ルーブル~)の4つのカテゴリーから選択できます。

料金の一例ですが、ドモジェドボ空港からモスクワ中心部のホテルまで1190ルーブル、市内(小環状道路内)の移動の場合、距離によって200~400ルーブル程度でした。

サンクトペテルブルクでは、プルコボ空港から宿泊先のホテルまで503ルーブル、市内の移動の場合、料金は距離に応じて100~300ルーブルほどでした。

 

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写真はサンクトペテルブルクのヤンデックス・タクシー

料金は49ルーブル~と表示されています。

 

 

この他、Ситимобил Такси (シティモビル・タクシー)というアプリもあります。(↓)

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.citymobil 

 

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アンドロイド版のインストール画面(利用方法の説明動画あり)

 

このアプリを利用してモスクワのホテルからシェレメチェボ空港までタクシーを予約した際、コンフォート・カテゴリーの車を選択してみたところ、BMWのセダンが迎えにきました。(↓)

 

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 ダークスーツに身を包んだダンディな運転手さん、シートは本革張りでハンドルの中心にBMWのマークが見えます。料金もシェレメチェボ空港 Dターミナル(国内線)まで950ルーブルと格安でした。運転手はダッシュボードに装着したスマホで予約システムを操作します。このスマホ、乗客をピックアップした後は、目的地までのカーナビになります。

 

この金額だと、2人でタクシーを利用すれば、空港まで地下鉄とアエロエクスプレスを乗り継ぐより安くすみます。アプリがなければ、運転手と目的地や料金をロシア語で交渉しなければならず、外国人旅行者に対するいわゆるボッタクリも横行していました。

 

※:アプリが普及する以前のモスクワのタクシー事情はこちら(↓)

いや~、最近のモスクワやサンクトペテルブルクのタクシー利用環境の激変ぶりには驚くばかりです!  

 

ちなみに、今回のタクシー予約担当はモスクワ留学中の娘です。私が自身でこのアプリを自在に使いこなすには、しばし修練が必要そうです!(笑)

娘はロシア語表示を選択していましたが、これらのアプリは、画面の表示言語を英語に切り替えることも可能です。また、アプリをインストールしてすべての機能を使いこなすためには、ロシアの電話番号が必要なので、冒頭で説明したSIMカードの購入が必須となります。

それから、ロシア語だけですが、youtube に Яндекс Такси の利用方法を紹介する動画もありました。(↓)

 

 

ただし、この動画は公開時期が古いため、最新版のアプリのシステムや画面とは異なっていますが、イメージは分かりますので視聴してみてください。(アプリ公開当初は、複数社の料金を提示して、利用者に選択させるシステムでしたが、現在、料金は統一されています。)

 

また、ここ数年のロシアのタクシー業界やタクシー予約仲介サービスの変遷については、ロシア経済に関する情報誌「週刊ボストーク」の記事を引用する形で、以下のサイトに紹介されています。ご参考まで・・・・。  

Яндекс Такси、Ситимобил Такси の他にも、上記サイトにも紹介されているGet Taxi など20種類以上ものタクシー配車アプリがあるそうですが、現在、ロシアで圧倒的なシェアを持つのは Яндекс Такси とのことです。

 

地下鉄の乗り換え検索アプリ

蛇足ですが、ヤンデックス社は、各地の地下鉄の利用を支援するアプリ Яндекс Метро (ヤンデックス・メトロ)も提供しています。(↓)

 

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駅名がロシア語で表記されていますが、右上の設定アイコンから、英語など各国語表記も選択可能です。地下鉄を利用する都市も選べます。(これはただの画像なので反応しません。悪しからず・・・・。)

 

出発駅と目的駅を入力すれば、乗り換えルートと所要時間を案内してくれます。基本的には、NaviTime などの日本の乗り換え検索アプリと同様な機能です。

 

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スポルチーブナヤ ⇔ チアトラーリナヤ の場合、赤色①号線のアホートヌイ・リャト駅で降りて連絡通路を移動してチアトラーリナヤまで14分、到着予定時刻15:47と表示されています。

 

ロシアの地下鉄は、乗り換え可能駅で何度乗り換えても、どこまで行っても定額運賃です。2017年9月現在、モスクワの地下鉄の1回乗車券は55ルーブルサンクトペテルブルクの1回乗車用コイン(ジェトンといいます。)は45ルーブルです。

 

便利になったものですね!!!

 

※:モスクワの地下鉄事情はこちら(↓)

※:サンクトペテルブルクの地下鉄事情はこちら(↓)

 

 

 

 

 

ロシア政府がLINEの使用を規制

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ロシア政府がLINEなど複数の通信アプリの使用を規制

 

ロシアに関心のある方なら既にご承知のことと思いますが、ロシアメディアの報道によると、ロシア政府通信当局の措置により、2017年5月5日までに、日本の無料通信アプリ「LINE」の使用が規制されたとのことです。

ロシアのインタファクス通信によれば、LINE側が当局に対し、ロシアの法律に基づく顧客情報の提供を拒否したことなどが規制の理由とされているとのことです。

 

日本経済新聞ネットニュース(↓)

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H4L_V00C17A5000000/

 

実際、5月6日以降、この記事を書いている6月16日(今日現在)まで、モスクワに留学中の長女とのLINEを通じた通信ができない状態が続いています。幸い、Facebookのmessenger は引き続き使用できるので、連絡を取り合うことは可能ですが、即時性はLINEより劣るので、不便になった感は否めません。

 

今回の規制措置の原因   

JETRO日本貿易振興機構)の Official Site にロシア政府による個人情報の国内管理規制に関する解説が掲載されています。(↓) 

https://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/invest_02.html

 

この解説によると、

「ロシア国内向けのウェブサイトを通じて個人情報を収集する者(オペレーター)は、ロシア国民の個人情報をロシア国内で保存、管理しなければならない。また、オペレーターは、個人情報(ロシア国民のものであるか否かを問わない)を処理するサーバーの場所を含む通知を通信・情報技術・マスコミ監督庁(Roskomnadzor)に提出しなければならない場合もある。」

とされており、どうやら、LINE側がアプリの登録に際して収集したロシア人利用者の個人情報をロシア政府当局へ提出することを拒んだことが今回の規制の原因のようです。

日本の常識では考えにくいことですが、ロシア議会で議決された法律に基づく措置であれば、規制はやむを得ないですね~。

とにかく、一日も早く規制措置が解除されることを望むばかりです!

 

サンクトペテルブルクへ(4)

⑥ ペテルブルクの地下鉄 

今回は、ペテルブルグの地下鉄(メトロ)の話題です。

 

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ペテルブルク滞在2日目の早朝、早起きしてホテルの最寄り駅(工科大学駅)から、通勤ラッシュ前の地下鉄に乗ってみました。

1955年に開業したペテルブルクの地下鉄は、2017年現在、5つの路線に67の駅とおよそ1600輌の車輌を擁し、1日の利用客は230万人に上ります。

 

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ネヴァ川などの河川や運河が縦横無尽に走る市街地では、線路と駅は地下深くに敷設されており、地上の駅舎と地下のホームは高速のエスカレーターで結ばれています。最も深い⑤号線のアドミラルチスカヤ駅は地下102mに位置しています。

 

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地下のホームと地上の駅舎を結ぶ長くて高速のエスカレーター

 

モスクワと同じく、ペテルブルクの地下鉄も運賃は距離に関係なく定額制です。チャージして使用するSUICAと同じような交通カードもありますが、1回毎の乗車券は「ジェトン」と呼ばれるコインが使われています。

2017年5月現在、ジェトン1枚は45ルーブルです。

 

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ペテルブルクの交通カード(チャージして使用します。)

 

宿泊したホテルの最寄り駅「工科大学」駅から①号線で「ヴァスターニャ広場」駅まで乗ってみました。

 

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「工科大学」駅舎(ペテルブルク・メトロ公式サイトより)

①号線(赤のライン)と②号線(青のライン)の電車が発着します。

 

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「ヴァスターニャ広場」駅舎(ペテルブルク・メトロ公式サイトより)

①号線(赤のライン)と③号線(緑のライン)の電車が発着します。

 

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早朝の工科大学駅 駅舎(右側)

 

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工科大学駅 中央コンコースとホーム
この駅は、東京メトロの「赤坂見附」駅のように2階建て構造となっており、向かって右側のホームに①号線、左側のホームに②号線の電車が発着する乗り換え可能駅になっています。

 

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工科大学駅 ①号線(赤)と②号線(青)の各停車駅の案内板

 

 

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①号線ウラジーミルスカヤ駅 中央コンコース

 

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ヴァスターニャ広場駅 中央コンコース

 

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①号線ヴァスターニャ広場駅 連絡通路エスカレーター

 

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ヴァスターニャ広場駅 ホームと電車

運行されている車両は、モスクワの地下鉄と同じ型式のようです。

 

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ヴァスターニャ広場駅 改札機
カードのセンサーの手前にジェトン(コイン)の投入口があります。

 

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ヴァスターニャ広場駅 駅舎出口

 

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ヴァスターニャ広場駅周辺 ネフスキー大通り

2月の早朝の時間帯はまだ暗く、人影もまばらです。

 

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ヴァスターニャ広場駅周辺 モスクワ駅舎(モスクワへ向かう鉄道駅)

 

- ペテルブルクの地下鉄爆破テロ事件について -

2017年4月3日のお昼過ぎ、地下鉄②号線のセンナヤ広場駅から工科大学駅に向かって走行中の車両の中で大きな爆発があり、乗客50人以上が死傷する惨事となりました。

その後の警察の捜査の結果、この事件は中央アジア出身の男性による爆破テロと公式に断定されました。 

事件の全容は、「ロシアNOW(日本語版)」でも詳しく報ぜられています。(↓)

サンクトペテルブルクの地下鉄駅で爆発 | ロシアNOW

 

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爆発の直後、工科大学駅に滑り込んだ車両(ロシアNOWより)
爆発の衝撃で大きくゆがんだ扉が見えています。

「ロシアNOW」の Official site には、ロシア連邦捜査委員会のスヴェトラーナ・ペトレンコ広報部長の談話が紹介されています。

同談話では、「爆発は2つの駅の間で起きたが、運転士は列車を停止させずに次の駅まで走行を続けたため、直ちに避難を行い負傷者を手当てすることができた。運転士の的確な判断が、より多くの犠牲者が出る事態を未然に防いだ可能性がある」との見解が示されています。

 

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工科大学駅舎前の交差点(ロシアNOWより)

 

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工科大学駅舎前(ロシアNOWより)

多数の緊急車両とヘリコプターが救助作業にあたっています。

 

爆破テロにより、多数の乗客が犠牲となるいたましい惨事となりましたが、現場の写真や映像で見る限り、救助活動は迅速に行われ、ペテルブルクの人々は冷静に行動しているように見受けられました。

また、事件当日は、地下鉄①・②号線の運行が止まったことから、ペテルブルク市行政当局からの指示により、すべての公共交通機関が市民を無償で輸送する対応がとられました。

 

以前、ご紹介したように、ロシアでは初等教育の段階から《Безопасность жизнедеятельности》生命安全活動(健康と安全)という科目が必修とされ、日頃から、テロを含む非常事態への備えがしっかり教育されています。(↓)

 

非常時におけるロシアの人々のこうした冷静な行動は、日頃からの教育と備えがあってのことなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンクトペテルブルクへ(3)

今回は、ペテルブルクでのバレエ鑑賞の話題です。

⑤ ミハイロフスキー劇場 / Михайловский Театр

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ミハイロフスキー劇場は帝室の後援を受けて1833年に開設され、皇帝ニコライ1世の弟のミハイル・パ-ヴロヴィチ大公にちなんでこのように命名されました。

その後1918年に、「レニングラード国立歌劇小劇場」に名称を変更、1989年には、「サンクトペテルブルクムソルグスキー国立オペラ・バレエ劇場」と改名されています。

ソ連崩壊後の一時期、入場者数が激減しますが、ウラジーミル・ケフマン氏が総裁に就任してからは、3800万ドルもの巨費を投じた大改装により再び活気を取り戻し、2007年には劇場名も歴史的な「ミハイロフスキー劇場」に戻されて、現在に至っているのだそうです。

 

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ミハイロフスキー劇場 外観(Official Site (↓)より)

 

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ミハイロフスキー劇場 客席 (Official Site (↓)より)

Михайловский театр Санкт-Петербург

2017年2月に訪れたときには、外装工事が施されていました。

 

- バレエ 「くるみ割り人形」を鑑賞 -

2月17日夜の公演「くるみ割り人形」を鑑賞しました。

ナチョ・ドゥアト(Nacho Duato)振付による「くるみ割り人形」は、ちょうど翌日(2月18日)、2013年12月にミハイロフスキー劇場で初演が行われて以来第100回目の公演を迎えるタイミングになりました。

 

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ミハイロフスキー劇場 Official Facebook Page より(↓)

https://www.facebook.com/mikhailovskytheatre/

 

出演は、マーシャ:ワレーリア・ラパスニコワ、くるみ割り人形・王子:デニス・マトビエンコ 他の 豪華メンバー、最上階の席からでしたが、およそ2時間の素晴らしいステージを堪能しました。

 

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くるみ割り人形」は伝統的に冬のバレエとして親しまれています。100回目の公演は、寒さが和らいで冬が終わり、春の訪れを告げる象徴的な公演となることでしょう。(Official Site 解説文より)

 

くるみ割り人形」のあらすじと見どころはこちらから(↓)

http://www.leningrad-ballet.jp/performance/nutcracker/index.html

 

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来場者がさらに快適な時間を過ごせるように、現在、エントランスホールとオーディトリアムの改装工事が行われているところです。

 

公演の日程は Official Site から確認することができます。(↓)

Афиша - Михайловский театр

 

 

サンクトペテルブルクへ(2)

前回の ① エルミタージュ美術館に続いて、クラブツーリズムのツアーで今回廻ったペテルブルクの主な見どころから、いくつかご紹介します。

② イサク聖堂 / Исаакиевский Собор 

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イサク聖堂 外観

 帝政ロシアのシンボルとも呼ばれるこのロシア正教の大聖堂は、高さ101.5m、幅97.6m、奥行き111.3m、1万4000人を収容する規模を誇ります。紀工から40年の歳月を経た1858年に完成しました。

軟弱な地盤に巨大な建物を建てるため、土台の工事では、2万3000本もの杭が打ち込まれているのだそうです。内部の装飾には大理石や孔雀石をふんだんに使用、壁面には精密なモザイク画が描かれており、まさに息をのむ美しさです。

 

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③ 血の上の救世主教会 / Спас на Крови

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血の上の救世主教会 外観

豪華なモザイク画と玉ねぎ型の屋根が印象的な純ロシア風の教会です。

皇帝アレクサンドル2世が暗殺された後、息子のアレクサンドル3世が父親の死を惜しみ、父親が殺された場所にこの教会を建てさせたことが、「血の上の教会」と呼ばれる所以だそうです。

起工から25年の歳月を経た1907年に完成しました。

教会内部の壁面は、美しいモザイク画で覆われています。

 

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教会横を流れる運河は完全に氷結しています。(2017年2月17日撮影)

 

④ エカテリーナ宮殿 / Екатерининский Дворец

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エカテリーナ宮殿は、ペテルブルクから南に25kmほどのところに位置するツァールスコエ・セロー / Царское Село (「皇帝の村」の意) でもっとも人気の観光スポットになっています。

最初の宮殿は1724年、ピョートル大帝の妃、エカテリーナ1世のために建てられました。その後、幾度かにわたり大規模な改築が施され、青い塗装が鮮やかなロシア・バロック様式の現在の姿になったのだそうです。

 

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中央の階段

 

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大広間 / Большой Зал 

 

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大広間 / Большой Зал 

 

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宮殿の最後の主、ロマノフ王朝最後の皇帝「ニコライ2世」 

 

エカテリーナ宮殿は、第2次大戦中にこの地を占領したドイツ軍により破壊され、有名な「琥珀の間」の琥珀も全て持ち去られてしまいました。

しかしその後、「琥珀の間」は古い写真やデッサンなどを頼りに20年もの歳月をかけて完全に復元され、2003年から再び優雅な姿を見学できるようになりました。

琥珀の間」の壁面は、さまざまな形と色の琥珀の自然の風合いを活かして立体的に装飾されています。 

宮殿内の写真撮影は許されていますが、残念ながら、琥珀の間だけは撮影が禁止されているため、Official Site の写真をお借りして掲載します。

NON-COMMERCIAL VIDEO & STILL PHOTOGRAPHY

  • Non-commercial video and still photography in the interiors/pavilions is permitted with ticket and in natural light only. No flash, no tripod, no lighting or other equipment.
  • No photography in the Amber Room of the Catherine Palace.

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琥珀の間 ”The Tsarskoye Selo” Official Site より 

本物は、以下のURLからじっくりご覧くださいね!(↓)

 

http://eng.tzar.ru/museums/palaces/c_atherine/amber_room (英語)

サイト下段の写真を操作して、壁面~床や天井など、琥珀の間全体を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンクトペテルブルクへ(1)

- モスクワ経由でサンクトペテルブルクへ -

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2017年2月、初めてサンクトペテルブルク(以下、省略してペテルブルクと表記します。)に行ってきました。

限られた日程の中で主要な見どころを効率よく観て回るため、今回は、クラブツーリズム主催のパッケージツアー(4泊6日)を利用してみました。

 

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東京からモスクワまでは、いつものJL421便を利用、成田空港を10:45に出発し、モスクワ・ドモジェドボ空港到着は15:00(10時間15分のフライト)になります。

 

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ドモジェドボ空港 到着・出発フロア

 

モスクワ到着後、ロシアへの入国手続きすませて、一度成田で預けたスーツケースを受け取った後、国内線にチェックインします。

今回は、モスクワ(ドモジェドボ空港)18:25発のS7航空 043便に乗り継ぎ、ペテルブルクへ向かいました。S7航空は、ワンワールド・アライアンスに加盟するロシア国内線大手の航空会社です。S7航空のフライトでは、JALのマイルが積算できます。このフライトで積算されたマイルは99マイル(予約クラスQ:積算率25%)でした。

 

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モスクワ・ドモジェドボ空港 国内線駐機場

S7航空 Airbus A319 型機
043便に使用された機材はB737型機でした。

 

ペテルブルク(プルコボ空港)到着は、20:00(日本時間の深夜2:00)になりました。

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ペテルブルク・プルコボ空港 外観

 

プルコボ空港到着後、バスでホテルまで移動。今回ペテルブルクで宿泊するホテルは、ソコス・オリンピア・ガーデン、欧米資本のビジネスホテルです。

 

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ソコス・オリンピア・ガーデンホテル 正面玄関

 

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レセプションカウンター

 

ホテルのすぐ近くに24時間営業のスーパーがあり、地下鉄①・②号線の工科大学駅まで徒歩で5分ほどの、非常に便利なロケーションです。

広めの客室は清潔で落ち着いたインテリア、スタッフもフレンドリーで快適に過ごせました。リピートしてもよいホテルです。

朝食のブッフェはメニューも豊富で、美味しくいただくことができました。

 

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ホテルの朝食ブッフェ

 

以下に、今回のツアーで回ったペテルブルクの主な見どころから紹介していきます。

 

 

エルミタージュ美術館 / Государственный Эрмитаж

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宮殿広場側から観たエルミタージュ美術館

 

Official websiteは、(↓)

http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/

とても充実したサイトなので、是非見てみてください。

 

エルミタージュ美術館は、ピョートル大帝の時代(18世紀前半)に建てられた王宮をベースにした世界的に有名な美術館です。ロマノフ王朝女帝エカテリーナ2世の時から収集された絵画などの美術品は、ニコライ1世の頃から公開されるようになり、革命後に美術館として整備されたのが現在のエルミタージュ美術館の始まりだそうです。

世界遺産にも登録されている美術館の建物は、冬の宮殿、「隠れ家」を意味する大小3つのエルミタージュと劇場で構成され、全て合わせると展示室は1500室を数える規模になるのだそうです。

 

【ヨルダン階段】

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冬の宮殿に招かれた各国の大使が皇帝に謁見するために使ったことから、「大使の階段」とも呼ばれています。

 

【大玉座の間】

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歴代皇帝が外国からの賓客のレセプションを行ったという部屋。

 

【紋章の間】

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銀器の展示室でもあります。

 

【黄金の客間】

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1812年戦争の画廊】

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クトゥーゾフ将軍をはじめ、1812年ナポレオン戦争に参加した300人の将軍の肖像画を展示

 

ダ・ヴィンチの間】

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かつて皇帝ニコライ1世の書斎だった部屋

 

ラファエロの回廊】

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レンブラントの間】

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この他、印象派の絵画などは、現在別館に移されて展示されています。

館内の写真撮影は許可されていますが、ストロボは使用禁止です。また、有料ですが、日本語のガイドレシーバーの貸し出しサービスもありました。

建物も収蔵品も、まる一日かけてじっくり見学したい美術館です。